にわかダイエット
職場に健康診断の季節がやってまいりました。面倒くさい問診表、去年のぶんをコピーしておけば良かった、などと年末調整のときにも毎年思いながらも一度も実践していないことを思ったりします。そして私は「ストレスチェック」の「何をするのも面倒だ」に「常時ある」マークをつけるのであります。入社してすぐ、労組の新入社員紹介アンケートの設問「口癖は?」に堂々と「面倒くさい」と書いた初心を忘れてはおりません。
生活習慣を改善したいと思っていますか、という設問がありまして、どんな生活習慣だとヤバイのかいまいち分からないし、現状問題を感じていないので「いいえ」にしておきました。ここで「改善」が「カイゼン」だとトヨタ方式っぽいです。
昼休みに女性陣が「当日までにダイエットしなきゃ」と言いながらプリン食べてました。
帰ろうと思ったら電車が止まっていたので時間つぶしに本屋へ行きました。タイトルを忘れたのですが、子ども向けに書かれたらしい裁判員に関する本(だと思うが死刑制度への視座なのかもしれない)で、独裁者の説明で例としてジャイアンを挙げ、また『鋼の錬金術師』のだれそれ、と書かれていました。カッコ書きで、読んだことなかったらごめんなさいと注記がありました。ジャイアンには注記無かったのに! すげえジャイアン!
というのは本題ではなく、私はハガレンをろくに知らない、つまり謝られてしまった人間であるので、なんとなく悔しくなったというのが本題でした。うん、打ちのめされた気分になったから、その本はパタンと閉じて平積みに戻してそれっきり。興味をひかれた本なのにタイトルをまったく覚えてないのはそういう理由です。あの謝罪であの本は読者を一人、確実に遠ざけた。