江ノ島
数年ぶりに江ノ島へ行きました。去年卒業した大学の友人たちのと遠足です。海岸通りはちょくちょく通るものの、島へ渡るのは久しぶりでした。エスカーを利用したのは生まれて初めてです。
岩屋はこれは子どものころ以来だったので、アトラクションじみた演出に驚いてしまいました。昔はなんかもう、ただの陰気な洞窟だったのに。お土産屋さんはもっと活気があったように記憶しているのですが、ちょっと寂しい感じでした。お客さんが全体的に少なかったからかもしれませんが。
今日は小雨で視界が良くなかったので、展望台へは行きませんでした。晴れていれば展望台へ上がらずとも、富士山が見えて手前の海がキラキラして、広重の世界が見られるのに。残念です。14時くらいから雨が上がり、木々や建物に残る水滴に光が当たって奇麗でした。
貝殻博物館は初めて行きましたが、なかなか面白かったです。あれはお土産屋さんの一部なのでしょうけれど、展示はそれなりに分類されていて面白かったです。切手と対応させて並べてあるのが一番面白かったですね。懐かしの62円切手とか、4円切手とか。我が家に貝殻はホタテしかありませんが、巻貝も美しいものだと改めて思いました。
卒業してからは大学の友人とは疎遠になっていましたが、やはり向学心のある人生の先輩方との交流は刺激的で楽しいものです。勢いで入学してしまった……と自分の売りである即断即決即行動(あまり深く物事を考えない、とも言う)にため息を吐いたことも多いけれど、彼らとの出会いが私の財産となっているので、とりあえず幸せだなあと思います。
母に「このところ雨ばっかだねー」と言ったら、「梅雨だからでしょ」と言われました。何故か梅雨という季節の存在をすっかり忘れていたので、たいへん驚きました。子規のように母の一言から一句読めたりしたらカッコいいのですが、そんなわけがあるはずもなく。