ブルーフィルム

　喋ると痛いので、無口に過ごしています。いつも以上の仏頂面らしく、研修に来ている新入社員が怖がるからなんとかしろと上司に言われました。無理です。
　後輩が帰りがけに「これ読みますか」と本を貸してくれました。表紙がかかっていたので中身を確認せず受け取って、先に帰る彼女を見送ったのですが、開いてみたら『少年舞妓』でした。こういうのはさー好みを知ってから渡そうよーと思いました。読んだことあるけど。

　先週銃砲店で言われた言葉が非常にショッキングで、しばらくちょっとくさくさしていました(しかもそれをその場で聞いていた経済学者がいちいちネタにしてからかうんだぜ！)が、開き直ったので負けずにネタにしておきます。
「2週間以上預かると思うけど、すぐに使う予定ある？」
「いえ、銃検も終わったし、家庭訪問も無いし、しばらく使わないかも」
「ほんと？　春合宿とか無いの？」
「……いや私、学生じゃないんで……」
「え、ごめ……すっごく若く見えたから(所持許可確認中)……いやほんとに若く見えますから」
　悔しい！　そういえばオーバーホール3回目くらいだよね、初めてうち来たの高校生だったよね、いやー僕も年とるなぁってフォローになってないですよ。私だってちゃんと年取ってますよ。ここ2年はお酒買うときに年齢確認されてないもんね！
　ついでに、Appleからいまだに「学生だけへのお得なキャンペーン」ご案内メールが来るんですよ。数年前に学割を利用してiMac買ったものですから。
　どいつもこいつも！　いつまでも学生だと思うなよ！　すみません、やっぱりまだ怒ってるかもしれません。