微熱前進
今朝、職場で自分の机の引き出しを開けたら「ふたりエッチ」が入っていて、ビックリしました。年末、私が食堂の掃除へ行ったり給湯室で五徳を洗っていたりしたときに、私の机周辺を善意で片付けてくれた男性が、いつもマガジンとサンデーとゴラクとその他もろもろを貸してくれる同僚ですが、彼が気を遣って入れといたそうです。読むかなって思って。だそうです。その他の漫画と同じ流れの中に組み込まれていたみたい。
普段開けない引き出しだから、今日になって気づきましたよ。そんで私、タイトルと人気があるらしいということは知っていたんですが読んだことは無く、内容も知らなかったので、どんなものなんだろうとわくわくしながら表紙を開いて、すぐ閉じました。
さすがに会社でエロ本は読めないよ。
それでも昼休みにとりあえずパラパラ目を通して、見事なまでに裸の出てこないページが無いね、普通にエロ本だね、と感想を伝えながら返却しましたら、「えーっ返されても困るんだけどなあ」だって。「弟にあげるとか、どう?」とか色々言われましたが、固辞しました。
「あー参ったなあ、捨てるかなあ」
「私の次ってJさんでしょう、彼に回せば」
「あのひと新婚だからエロ本はまずいよ」
「新婚だから良いんじゃないの?これ新婚夫婦の話じゃん」
「それはそうなんだけどJさんって……」
「デキ婚だね」
「うん」
そんなどうでも良い話をしていたら昼休みが終わってしまいましたので、なんだか胃もたれが酷かったこともあり昼飯を食い損ねました。エロ本なんぞ読んでいる場合では無かった。それにしてもあれだけ裸ばかりの漫画でも成人指定じゃないのね。私は池波正太郎の濡れ場で十分「すげーエロいよー」とのたうちまわれるので、成人指定の本は読んだことが無いのですが、いったいどんなきわどいものが描かれているのだろうとちょっと恐ろしくなりました。私としては「ふたりエッチ」も成人指定とまではいかなくてもR指定くらいはしたいものだと思いましたけど。
これが売れている理由ってなんなんだろう?「ないしょのつぼみ」が女子児童向け性教育漫画なら、青年向け房事手引書が「ふたりエッチ」ということなのだろうか。つまりたとえばこういう本→http://review.rakuten.co.jp/item/1/200581_10002846/1.0/と同じ需要ですね。凄く極端な例を挙げちゃいましたけど。それとも単に他人の寝室を覗くのが背徳感があって楽しいとか。私はパラパラめくっただけで、もういいやという気分になりましたけど。じっくり読むとまた違うのかもしれませんが、36巻全部読めと言われたら厳しいなあ。
ところで私さっきやっと気づいたのですけれども、もしかしてセクハラなんじゃないですか?同じ部署の女子社員の机の引き出しにエロ本入れとくのって。読んどいてなんですけど。