工学部長最終講義
母校その1の、研究室でお世話になった教授の最終講義へ行ってきました。良いのか悪いのか知りませんが、携帯電話で録音してみました。失敗してました。後半40分ほどだけが録れていました。しかも音声が超悪いです。玉音放送よりはマシだが……ってレベルです。話は中途半端だし、内容は聞きにくいし、どうしようもない録音ですが、私はうっかり削除したりデータ紛失したりしないように保管するでしょう。
私がときどき文章で書いてしまう、「〜だけれども」とか「〜ですけれども」というのは、この先生が良く使う表現だったと気づいて、うわあと思いました。しょっぱなに「プロトン」と先生の口から出たときに「なんだっけ、プロトン」と一瞬思ってしまったときより、うわあと思いました。
参加者は、白髪のおじさんがとても多く、女性も多かったですが、若いひとは少なかったので少し意外でした。みんな仕事忙しいのかね。うらやましい。
2009年5月ごろ、群馬の友達が坊主頭にしたと彼氏に聞いて、これはぜひとも見なければ! と思っていたものの機会がありませんでしたが、今日ちゃんとスーツ姿で現れたので遠慮なく坊主頭をなでなでしておきました。とりあえず、2回は触らせてもらいました。このままだとほんとアレだから思い切って、といろいろ詮索する先輩たちに答えている姿がちょっとかわいそうでしたが、非常に可愛かったです。全然おっさんじゃないの。
講義の内容は、先生のこれまでの研究成果のダイジェストでしたが、前半の会社員時代の研究は知らないことも多かったので面白かったです。でもそれを録り損ねている。実用化出来なかった研究についての、引き際の話は興味深い。
また、企業のひとだから当たり前かもしれませんが、実用化出来るか役に立つかを中心にした研究方針、学生に対しては企業との共同研究の打ち合わせに出席させたり他の大学との交流をさせたり、朝の掃除・電話番・お茶係り、朝早く来て夕方早く帰って夜は自宅で論文を読めという全部が就職してからのことを考えた仕組みだったと語られ、当時もそう仰ってましたけど、確かにそうだよなあといまさら実感しました。全部面倒だったけど。デンカップ(←電気化学会のソフトボール大会)とか、ほんと。
閉店と聞くと客が来るどこかの百貨店みたいな気もしましたが、けっこう盛況だったので先生は慕われているんだなあとしみじみしました。