第3新東京市に行ってきました
芦ノ湖畔から戻ってきました。温泉に入りまくっていたので、髪が硫黄臭くて堪りません。本気でダラダラするだけで帰ってきました。2泊して、どこも観光していない。でも彼氏は満足そう。あえて言うなら箱根ロープウェイ桃源台駅に寄った(お土産屋さんがあるだろうと思って)と、鈴廣(箱根ではなくて小田原だが)に寄ったくらい。鈴廣、箱根駅伝における小田原中継所にはついつい往路も復路も寄ってしまいました。
11日の朝、雨だったので自転車を持っていくことは諦め、ついでに彼がこっそり行きたいと考えていたらしい箱根彫刻の森美術館も諦め、自宅を出るのが10時半というのんびりさ。それでも小田原までは、行ってみて面白そうなところがあったら寄ってみようという気持ちが彼にはあったようです。正月から走っている学生と同じコースを行こう、と宿までわざわざ遠回りを選択していました。
しかし、山道に入ったら雲が下がっていて視界100メートルも無く、しかも雪が降ってきたので、雪道に慣れていない都民はあっさりと事故る前に宿に着くことを目標に変更、鈴廣のバイキングレストラン「えれんなごっそ」で本当に80分もバイキングランチを食べていたわりと15時には到着しました。
「えれんなごっそ」は美味しかったですよ。メニューも豊富で、値段も手ごろ。親子連れがやたらといましたが、お子様945円、4歳以下無料だからでしょう。歩くのやっとな子どもばっかりだったもの。さすがにかまぼこ料理は充実していて美味しかったです。ここで食べさせてしかもお土産にかまぼこを買って帰れという寸法なのでしょう。
バイキング料金に入ってなかったら絶対買うもんかと思っていても、料金内なら一度くらい食べてみたい、箱根百年水ゼリーは、その名のとおり水しか入っていないゼリーという腹の立つようなデザートですが、上に黒蜜がかかっていて和風です。歯ごたえの無い、葛餅を食べているような感じ……美味いか不味いかで言えば美味いのですが、これだけをわざわざ買って食べたい気持ちにはならない代物です。好奇心は満たされたので満足です。
宿に着いて、温泉でも行くかーと喋っていたのにいつのまにかぐっすり。起きたら18時で、もう夕飯でした。宿泊はロッヂ富士見苑で、綾波のポスターが貼ってありました。2009年6月に配布されたヱヴァンゲリヲン「箱根補完マップ」の代わりに箱根十七湯マップになっているようです。芦ノ湖に近く仙石原の高台からは富士山が見える!(我が家の近くからも見えるが大きさが違う)と思って行ったのに、繰り返しますが視界は100メートルあるかどうか。富士山どころかすぐそばのゴルフ場もよく見えず、周囲は白いだけ。降り方がヤバイと思ったので車のワイパーを立てねばと彼に声をかけたら「なんで?」と言われ、子どもの頃親に同じことを訊いたのを思い出しました。ゴムが悪くなるって話でしたが。
温泉は大涌谷から供給されているにごり湯で、風呂の底が見えないので入るのにちょっと躊躇します。いや普通は腰までも無いし手前に一段あるだろうと思うのですが、青森の下風呂温泉でやたら深くてびびったので警戒してしまいました。
雪は夜中降って、12日朝はますます真っ白になっていました。天気が良ければ数キロ離れたコンビニまで散歩がてら、と思っていましたが日中もずっと降っていたので完全に引きこもっていました。転寝・ストレッチ・自重トレ・温泉のループ。ロビーにカップ麺の自販機があって、浅間山荘みたいだと思いました。買わなかったけど。出かける気持ちが少々はあったので昼飯を用意しておらず、ちょっとばかり心は動いたけれど。
13日になっても雪は止まず、帰りもどこにも寄らないことにして、大きな道を選んでゆっくりゆっくり山を下りました。正月に走っている学生のほうが速いんじゃないかってくらいの速度で、JAFと何台もすれ違いながら。JAF、儲かったろうなあ。
お土産は、ネルフ謹製温泉饅頭『ヱヴァンゲリヲン 第3新東京市 箱根二子山』、「第3新東京市に行ってきました」クッキー、名台詞ベストセレクトクッキー……箱根土産買ってません。第3新東京市土産のみです。
復路の鈴廣「鈴なり市場」では焼きぼこ(という笹かまみたいなやつ)とはんぺん、わさび漬け、かまぼこの形のロールケーキ、饅頭を買いました。ものすごく賑わってました。ほんとに不況かねと思いましたが、試食に群がる様子や、かなり吟味して買うものを決めている様子などがやっぱり不況なんだなと思いました。駐車場では雪をかぶっている車が他になくて、場違いな感じでした。
筋トレとストレッチと昼寝しかしていないという普通の週末と同じ過ごし方でしたが、楽しかったです。雪の結晶の写真を撮ろうと1時間くらいは粘りましたが、ダメでしたのでそのうちまた挑戦します。