会社行ったら疲れました
さっきテレビで言ってました。「次回の選挙は政権選択の選挙になるでしょう」
私は思いました。
いつだって選挙ってのは政権選択なんじゃねえの?
それはさておき、上記の件は社会の教科書に載っているはずだから考えなくて良い、自己責任というやつについて。
自己責任自己責任と、自己責任という言葉が流行っているのに、同じように1995年にPL法が施行されてからは製造物責任が流行っているのが面白いなあと思っています。通常の使い方で予想される範囲での危険は避けないといけないわけですが、通常の使い方で予想される範囲の危険なら、エンドユーザーが普通に考慮して対処するだろうに。例えば銃は弾が出るのが通常だけどいきなり発射すると危険だから暴発防止に安全装置はあってでも台尻で殴るのは予想される使われ方だけど安全装置無いから殴られるのは自分で防御するしかないよね、みたいな。この例変?
もちろん、工夫したデザインや仕様で事故や怪我が防げるならばそれにこしたことは無いと思います。だからメーカー側の努力は求められるべきだし、欠陥があるならば改善されるべきで、責任もメーカーがとるべきです。ただ、言われりゃそうだけどさあ、という感じがするときがままあるのよね。という態度が、製造業としてはアウトという気もするんですけど。子どもが使うものは尖らせないとか足が嵌りそうな大きさの隙間が出来ないようにするとか、そんなのは当たり前としても、自分で注意するのも当たり前だろと言うような話を聞くと疲れてしまいます。
今日は新年最初の勤務で、正直、こんなに長時間起きていたのが久々だったので、15時には疲れきっていて熱が出ました。電車もバスも、あんまり乗っていなかったから見事に酔ったし。
同僚は、お正月は動かないのに食べちゃって太ったー! と騒いでいまして、動かないのになんでお腹空くのかが疑問だったので訊いたら嫌な顔をされました。私は普段の朝食が5時過ぎにヨーグルトのみなのが、正月は8時頃にお雑煮だったので15時くらいまで空腹にならず、その時間に食べると今度は夕飯が入らないなーと思って我慢、17時くらいからウツラウツラして起きたら21時、こんな時間に食ったら胃もたれするから牛乳飲むくらいにしておこう、という感じで一日一食でした。
そりゃ体力落ちるよな。一日もたないわけだ。
本を買うのを控えようと思ったばかりなのに、今日は二冊買ってしまいました。『まんがで読破 ドグラマグラ』と霜月たかなか『コミックマーケット創世記』です。
いやでもこれ厳選したんだよ! 買おうかなーと思って踏みとどまったのは、林田直樹『クラシック新定番100人100曲』と永井義男『江戸の下半身事情』と宮沢章夫『アップルの人』と竹内一正『ジョブズ VS. 松下幸之助』と宮部みゆき『日暮らし(上) 』です。まあ全部ちらちらっと立ち読みしたんですけど。
林田直樹『クラシック新定番100人100曲』はね、かなり面白かったです。レジ行く寸前だった。パソコンですぐ試聴できる特設URLが載っていて期限は一年だったかな? でも今私のパソコン壊れていて音が出ないから意味が無い。これ読んでも聴けないんじゃねと平積みに戻しました。100人の作曲家の代表作1曲を紹介しておりまして、ワーグナーは「ニーベルングの指輪」でサティは「ジムノペディ」というあたりは予想通りなのですが、ストラヴィンスキーは「春の祭典」ではなくてロドリーゴは「アランフェス」ではない。で、3つのバレエ音楽の変遷を述べたり「アランフェス」が有名だが彼のメインはピアノなんだ、とか選ばなかった理由を熱く語っているのが面白かったです。もうとにかく、うっとりしてますよ今現在、という感じが伝わってきて、ヤナーチェクはストーカーまがいとかドヴォルザークは鉄オタとかわりと広く知られていることも交えつつ、紹介というより好きで好きでしょうがないと訴えてるだけっぽいけど、クラシックを聴いてみたいが良く分からん、というひとは読んだら楽しいと思う。
永井義男『江戸の下半身事情』は、時代小説好きとしてはより世界観を楽しむために読んでみようかなーとめくってみました。コミック「乱」でも江戸風俗の紹介がたまにあるのですけどどうも男性向けサービスシーンが多いのでもうちょっとまともな感じを期待したら、期待通りでした。遊郭と岡場所の違いの説明から陰間の買い方まで満遍なく載ってます。梅毒への知識の無さは滑稽だけど笑えない。現代にもありそうな、むしろ怖い話です。アマゾンで試し読み出来るので興味のある方は是非。下世話な話題ですが下品ではないです。コミック「乱」と言えば、『一十郎とお蘭さま』が次回最終回で、原作読んでないのに〜! とショック受けました。
宮沢章夫『アップルの人』はつまりMac使い(という表現がもうWin利用者から見たら異質なのだろうね)のエッセイです。Macを賞賛したり自虐的にけなしてみたり。確かに笑えると言えば笑えますが、あのノリだと私はたぶん途中で食傷気味になるだろうと思ったので、購入には至りませんでした。Macへの愛は分かった。「コンピュータを笑いたい」という姿勢も共感できる。連載で少しずつ読むなら楽しいかもしれないけど一気読みは辛い感じという、私の中では渡辺電機(株)氏と同じカテゴリになりました。
竹内一正『ジョブズ VS. 松下幸之助』はこれまたMac関連ですが、アップルのジョブズCEOとパナソニック政経塾になってしまうのか気になる(ここはあえて)松下電工の松下幸之助氏の部下の使い方や人柄を比較している本です。VS.とあるけど別に対決してません。「引き算のジョブズ、足し算の松下」とし、その根拠をひたすら並べてある感じ。特徴ある経営者を比較し対比し違いを考察、なんてお堅い内容ではなく、ふたり分の気軽な伝記というか紹介というか。ふたりのことを全然知らないなら楽しめるし参考になるでしょう。
宮部みゆき『日暮らし(上) 』は『ぼんくら』の内容を忘れたまんま読んでもしょうがないかなと思って止めました。そんだけ。
ところで本屋で、血液型ごとの説明書の本が、どんくらい売れているというポスターが張ってあって、『A型自分の説明書』累計125万部突破! 『O型自分の説明書』累計130万部突破! 『B型自分の説明書』 累計155万部突破! 『AB型自分の説明書』累計90万部突破! と書いてありました。
もし、自分の説明書なのだから自分の血液型を買う、という前提なら、A型39%、O型29%、B型22%、AB型10%という人口分布と合わないなーと思いました。逆に自分以外のを知りたいと、例えばA型は多いからサンプルが多いので本を読むほどではないがBは微妙なので人付き合いの参考にしたいという理論だったらBが一番売れているのも納得です。しかし、こういう本を買っちゃうのがB型の特性、という話だったら、AはABの4倍近い売り上げでもいいはずなのにそんなことないのは、Aは血液型がどうとか信用してないひとが多い、もしくは書物を信用してないひとが多いということなのかもしれない。考えていると色々とパラドックスが出てきて楽しいです。こじつけですけどね。
どの血液型を基準にするかで変わりますが、とりあえずどう考えても一番需要が少ないはずのAB型が、人口に対して実は割合としては一番売れているというのが奇妙で面白いです。