女心と秋の空
え、もう終わりなの、と少々あっけなく思っております。ミャンマーの大騒ぎは、ひとりの日本人が命を落としたことで報道内容のピントがずれてしまい、ソ連崩壊ほどの衝撃も無く、あまり大騒ぎのような雰囲気がいまいち伝わってこないまま尻切れトンボに姿を消していきそうな感じです。
明らかにわが国に不利益をもたらす状態ならその当事国が「報復」の別名義で「制裁」を行うわけでもなく、何様のつもりで他国に「制裁」なんてするのか私にはわかりませんが、いろんな国を巻き込んでいるわりと、なあなあの状況で終わっていく様子がうかがえます。
先日も述べたとおり民主化がミャンマーにとって良いことなのか分かりませんが、忘れかけていた僧侶の高潔さを思い出しました。イメージがちょっと十字軍とかぶりますね。当初の目的とずれていかなければ良いが、と少し心配です。拘束されている僧侶の無事だの行く末だの、全然報道されないまま終わるような気がしてなりません。
間違えて持っている本をまた買ってしまいました。わざわざネットで探して。10年近く前から持っているのに。1巻と2巻間違えただけなんですが……誰か要りませんか「帽子男の子守唄」(上野顕太郎)!
当然探しているのはご想像通り「帽子男は眠れない」です。