ちゃんこを食い損ねそうだった
なんかいろいろ書きたいこともあったような気がするのですが、気がついたらあれもこれも時機を逃してしまっているのでどうでも良くなってしまいました。しょうがないから鍋焼きうどんでも語っておきましょう。
先日会社帰りに行ったのが、横浜駅から徒歩5分くらいのところにある角平です。同僚が何人かで鍋焼きうどんを食いに行くというので、ほいほいついて行きました。メンバーは私の他は50代40代30代独身男性3人。そしたら連中、もりそばとかざるそばとか食ってて誰も鍋焼きを頼まないの。なんなんだ。どうでも良いことばかり喋って、会話の内容をいっさい覚えていませんが、楽しかったです。
全体的にお値段はそう高く無いとはいえ、鍋焼きうどん1360円は高い。1200円くらいが適正と思います。ここの鍋焼きうどんは、赤みそっぽいのかな、わりと味は濃いです。基本的にはそば屋なので、お酒と合わせるのを意図しているのかもしれません。池波正太郎の世界。ちょっと憧れるけど野暮な私には無理です。
とにかく赤みそっぽくて、でかいエビ天が乗っています。かき揚げにも出来ますが、お値段が1480円になります。野菜は少なめ、椎茸は丸ごと(嫌いだから同僚に食べさせた)、梅かなんかのお花の形のお麩、後は卵と長ネギか、わりと普通の具が入っています。まあまあ美味しい。
欠点は、土鍋ではないところ。鉄と思われる金属の鍋です。私は鍋焼きうどんは断然土鍋派なので、ちょっとガッカリでした。あ、でも、だし巻き卵は美味かった。その他ちょいちょいつまみを頼んで、お酒は無しで4人で6000円くらいでした。
ここ15年くらい、お店で食べる鍋焼きうどんで一番だと私が思っているのは、家族亭です。以前も主張したかもしれないので、またかと思った方には申し訳ない。数年前に横浜ルミネからいなくなってしまったので、食べに行っておらず、味が変わっているかもしれないですけど、土鍋だし、野菜もたっぷりでとにかくうどんが美味い。しかもお餅が入っている。角平はそば屋で家族亭はうどん屋だからうどんの質が違うのは当たり前ですが、ボリュームも全然違います。
家族亭のサイトはどうにもヨドバシカメラみたいになっていて、閉口しているのであんまり見ませんが、新店舗情報は一応定期的にチェックしていまして、でも毎度がっくりしています。でも煮込みうどん系のメニューが増えたのは期待しているところです。
横浜ルミネに店舗があったときは、冬になると鍋焼きうどんと味噌煮込みうどんとうどん雑炊の三種類が並んでいました。味噌煮込みうどんにも入っていたか記憶が無いのですが、うどん雑炊はその名の通り、鍋焼きうどん+雑炊でして、最初からご飯が土鍋に入っています。これを食べるコツは、最初に雑炊を食べることと、小皿にお餅を出しておくことです。アツアツを食べるひとは必要無い作業かもしれませんが、私は猫舌なので冷ましつつゆっくり食べることになり、そうすると雑炊が汁を吸いまくって鍋からあふれんばかりの大変な状況になります。しかもお餅もとろけてしまって、汁の粘度もうなぎのぼりです。避けておくにこしたことはありません。
あー、食べたくなってきました。昨日ちゃんこ鍋を食べてそれなりに満足したばかりなのに。
12月4日は板橋区の蓮根にある相撲茶屋大旺に行ってみたら、本日貸切ということで入れませんでした。お店は2階と3階があって、両方全部満席なのかと訊いたら、お店の女性が「え? 貸切?」とお店の看板にしっかり貼ってあった張り紙を全然認識してなくてちょっと呆れました。大丈夫なのかこの店。私は駄目だと思う。
この店は私の彼氏が木曜から誘ってくれていたのですが、お前誘うなら予約ぐらいしとけよと、まあこの調子なら他の女にうつつを抜かしてもまず相手にされないだろうから安心だなと思ったわけです。予約の電話をしたとしても断られていただろうからそこで食べられなかったのは別に良くて、でもお腹は空いたので赤羽駅の近くのちゃんこ屋へ行きました。
お酒・旬菜・ちゃんこ ぼんですです。ここは赤羽駅の正面にある1番街という商店街の中にあって非常に便のいいお店です。どちらかというと、常連客メインの庶民派なお店でした。2階席に上がったら、ご予約席ばっかりで、後から案内されてきたお客さんが、「あらーいっぱいでしたすみません」と言われて下へ降りて行っていました。うーん、大丈夫かこの店も。大丈夫かと言えば、席の隣に「厠」と書かれたドアがあるのに「トイレどこかな」と言ってキョロキョロしていた彼氏の国語力も心配です。読めなかったらしい。
ちゃんこはみそ味としょうゆ味と2種類あり、一人前が880円と安く、ついうっかり麦焼酎のお湯割りなんぞを頼んでしまっても、やたらとちゃんこが出てくるまでに時間がかかって待ちきれずに鯵のたたきを頼んでしまっても、ふたりで3000円くらいでした。
いやもうほんとに料理が出てくるまでが長くて長くて長くて。近くの席にいたタクシー運転手と思われる4人組のおっさんたちは、お酒もつまみもなくわいわいお喋りしながら過ごしていましたが、私と彼は普段特に会話が無いので、あーお腹すいたとそればっかりでした。
ただ、味はじゅうぶんでした。たぶん、量もじゅうぶんだったのでしょう。彼は満腹になったし暑くてたまらんと、飲んでもない(車だから)のにひとりで暑がっていました。私は猫舌なので冷まして食べますし、だから先に彼がたくさん食べてしまったのだと思います。最後に「うどんか雑炊にしますか」と訊かれ、うどんを一人前だけ頼みましたが、もう食えないと言いながら冷ましながら食べる私より彼は食べていたようです。それで、私のことを大食いだと言うのだから納得いきません。最後雑炊にしますかは断ったし。
帰宅してからシュークリーム食べましたけど。
赤羽駅にあるCheese Cake Factoryで買って帰りました。一個250円もするの。庶民の私には仰け反る価格です。ここが、母の生まれ育った赤羽でなければ買いません。チーズがこってりしていて美味しかったのですが、8割くらいのお値段になりませんかね。
なんかぐだぐだになってきたので終わりにします。何が言いたかったのかというと、冬は鍋焼きうどんを食べられて嬉しい季節だよねって。私は夏でも冬でも鍋焼きうどんだけど、世間はどうも違うみたいで、夏はなかなかありつけないため、不満が募る季節なのです。11月から3月末までってお店が多いですね。通年やってくれよ、ジャストインタイムだよ。違うか。
あー、でもまた行くかどうかは迷うところです。味も値段も問題なく、料理が出てくるのは遅いけれど店員さんは感じ良かったし、気に入ったのは気に入ったのですけど、禁煙じゃないんですよ。横浜にいると、飲食店でも禁煙なのはもう当たり前になっていて、分煙ですらないというのはもう、100円札……は言いすぎか、NATOってまだあったのかもうとっくに目的を見失って無効になったと思ってたのに、というくらいの状況です。いやほんとこないだNATOの集まりをやっているというニュースを見て、どこを敵国設定してるのよ意味不明だなおい、とびっくらこいたのです。それはさておき、郷に入っては郷に従えというわけで、その対偶は真、郷に従わないなら郷に入らなきゃ良いわけです。だからまた行くかどうかは分からないですね。美味しかったですけど。
2010.12.05追記