世間が遠い

 入院中に告示され、意表をつかれた神奈川県参議院補欠選挙は「野党 自民党」と自虐ネタ風広報が我が家に届きました。
 選挙……25日か……また早起きしようっと。ゼロ票確認狙いで。妹も行きたがるだろうし、こないだの衆院選より注目度低いし、寒くなっているから早朝組みは少ないとみた。
 妹と言えば、近頃話題の「ハブ空港」は「仲間外れにされている空港」だと思っていたそうです。国際線に敬遠されて困っているのかと思ったんだって。違うとも言い切れない。
 私としては、地方分権を進めるとかどうとか言っているわりと、東京の利便性が云々で羽田を推しているあたりが非常に胡散臭いと思います。関空のほうがふさわしいのでは。
 その妹が吉行淳之介『砂の上の植物群』(新潮文庫) を読書中です。私が病院から持って帰ってきた本を、しまうのが面倒で枕もとに積んでおいたら興味を持ったようです。その昔連続テレビ小説「あぐり」を観ていた影響で、おおエイスケさんの息子か、みたいな。
 30ページくらい読んだところで妹が声をかけてきました。
「お姉ちゃん、病院でエロ本読んでたの?」
 え、うん、そうだけど?

 病院の話になったので、検査の話をちょっと。
 エコーの検査は全然痛くないと聞いていたので、安心して行きましたらすっげ痛い目に遭いました。
 前の晩に痛かった鳩尾が夕方になってまたちょっと痛くなっていたのですが、そこを、ぐりっとやられました。何もしなくても痛い、という状態ではありませんでしたが、ちょっと押さえるだけでも痛い状態ではあったのを、ぐりぐりぐりぐりと遠慮なく。しかも骨に当たる。その上、息を吐けとか吸えとか、そのたびにおなかが動くからまた痛いの。なんだよ痛いじゃんか騙されたーと思いつつ検査は終了。
 妊婦は大変だな赤ん坊もたまったものじゃないだろうなと思いましたが、赤ちゃん相手だもの、優しく優しくやるに決まっている。
 ところで、そのエコーの検査の時に使うあのジェルみたいなやつ、あれをいきなり腹にぶっかけられまして、思わず「つめたっ」と言ってしまったら「大げさねぇ。温めてあるのに」と検査技師に言われました。嘘だぁ冷たいよと思っていたら、彼女が自分の手に少しつけて「あら、冷たいわね」だって。
 あら、じゃねーよ。
 その後足りなかったらしくて追加されたときは、温めなおしたみたいで確かに生ぬるかったです。これはこれで嫌だなと思いました(笑)
 そうそう、私の肝臓は二桁前半が望ましい検査項目で四桁の数値をたたき出しましたが、私の彼氏は一桁しかなくて病院通いしてます。なんなんだ。

 あと、今月の給料が出る前に駅前駐輪場の更新をしないとならないことに今日気づいてガックリきました。「病院に払う分下げたからお姉ちゃんの通帳マイナスよ」と母に言われたばかりなのに。11月には通勤定期も買わねばならないのに。
 財布にお札があると安心して使ってしまう、の延長の、普通口座に余裕があるとあっさり引き出してしまう、を防ぐために普段使わない口座に移動しているのが裏目に出ています。
 思わぬ出費には大変弱い。葬式に行ける程度は普通口座に残るようにしているのですが、入院は無理でした。

 23日(金)に海上自衛隊の観艦式(の予行)に職場のひとと行くことになりました。朝7時から受付で、8時間ほど乗艦するようです。体力的に少々というかだいぶ不安があるのですが……3年に一度のイベントを逃したくない気持ちが強いです。次回の抽選に保証はないし。
 一応彼氏も誘ってあります。彼は翌日から同僚のシンガポール人の結婚式でバリ島へ行く予定になっているのに大丈夫なのだろうか。24日の夜の便に乗って、日本時間25日の早朝に着くとか言ってました。病院にいるときに聞いたのでうろ覚え。
 ただ、その日程で行き先がバリじゃなくて日付変更線の向こうだったら面白いことになっただろうなという話をしたのは覚えています。彼の誕生日は25日なので。
 彼はたいそう面白がっていましたが「一年にふたつも年をとりたくはないな」と嫌がってました。でも興味はあるらしい。
 妹の上司は2月29日生まれで、去年めでたく12回目の誕生日でした。暦とか時間とか、実に不思議で面白い。

2009.10.14 Wednesday 21:50| comments (0) | trackbacks (0) |