東洋大完全優勝おめでとう!

 うっかりとジムで10区をほとんど全部観戦しながら走ってしまったのでくたくたです。彼らは時速約20キロで私は9.2キロですけど。
 全体を通して何より意外だったのは駒大のシード落ちです。前回優勝しといてそりゃ無いよという感じです。短い春だった。どこかで大ブレーキがかかったようにも見えないのですが、1区で出遅れてそのまんまサヨウナラという印象です。1区は最初のペースが遅すぎましたからね。そこらへんで昨日の私は電車に乗って横浜へ向かってしまい、途切れ途切れのワンセグでは順位が確認できる程度だったので状況までは分からない。
 今日は戸塚の中継所を観てからジムへ行こうとテレビを点けっぱなしにしていたら、母校より前にいたはずの城西大がなかなか来なくて焦りました。それまで良い調子で走っていたから、繰上げスタート予想しちゃってごめんなさいと思っていたのに、アナウンサーも訝しんで様子を伺ったら、嗚咽を漏らす選手が映されたという悲しい状況でした。結果的に予想が当たって、でも全然嬉しくない。いやほんとに。棄権は残念です。
 初出場の上武大は、無事に完走できて嬉しい! という感じのアンカーの様子でしたが、群馬に住まう友人によると「近所だけど地元はたいして盛り上がってない。一応垂れ幕とか横断幕は出てるけど」という程度の注目度らしいです。私は上武大という大学名が初耳だったのでその友人に訊いたら、「体は丈夫、頭大丈夫?」と揶揄されるくらいの学力レベルだねという返事でした。それで、我らが母校もたいしたレベルじゃないじゃんと思いながら、きみの頭も大丈夫? 最近また薄くなったよね? と訊こうとしてさすがに言えませんでした。十年来の友情にひびが入ったらもったいないなと思ったので。横断幕といえば、青学の外壁にも横断幕が出ていました。来年も使おうという腹なのでしょう、全体としては新しいのに数字の部分だけ後付けでした。そこだけ貼りかえるつもりなんだな。来年は無いかもしれないのにね。
 繰上げスタートも寂しいものですけど、もっと切ないというか精神的に圧迫感を感じるものがあります。最後尾の学生が走り過ぎるとすぐ後ろから「解除車」とでかでかと書かれた車が「交通規制は解除されました」とこれまたでかでかとスピーカーで流しながら通り過ぎていくんです。これ、絶対聞こえてるでしょう。聞いている走者は辛いだろうなと思います。20キロも、走っている間中ずーっと、お前ドンケツだぜと後ろからスピーカーで言われ続けるの、彼は。いたたまれない。走っているとそんな余裕無いのかもしれないですけど。あと、併走していたのが離されて、自分と前の走者との間に中継車とか白バイとか入っちゃうの。これももう、居酒屋で言うとまだ飲み途中なのに「お下げしてよろしいですかー?」と言われて返事してないのにグラスを持ってかれちゃうときみたいな、喪失感というか屈辱というか寂しい感じがしてガックリ来ると思う。逆に、頑張って走って差を詰めて、前を行く白バイがどいたら雨上がりに虹を見たような高揚感があるんじゃないかと思う。駅伝なんか走ったこと無いからまったくもって勝手な妄想してます。
 箱根駅伝のコースは、自分で歩いたり車で通ったりする場所ばかりなので、上空からの景色が映されると、あーあそこの工事終わったんだねー道が広くなってるよーとかどうでもいい感想も浮かびます。そうそうこの道から見る富士山はとっても大きく見えて良いんだよとか。天気も景色も良いけど先導車はいるし対向車線は混んでるし、こんな空気悪いところを走るのは可愛そうだなとか。
 任意の給水をどうするかというのがレース運びの肝かもしれんと思って観てましたが、併走していると同じようなタイミングを選ばざるを得ないからあんまり肝でも無いのかなあと分からなくなりました。ただ、監督やコーチが直接声をかけられるのが選手やチームにとって良いことなのだろうと思います。
 箱根駅伝って、走っているだけだし、ドラマをわざと作ろうとしているような大会運営は気に障るし、関東という地方の学生の大会に過ぎないし、母校が出場しているからといってそんなに夢中になるほどのものじゃ無いとは思っているのですけど、観ちゃうんだなあ。悔しい。

 妹が新しい靴が欲しいと言うので一緒に買い物に行きました。あれこれ悩んで妹が一足買って、私もあれこれ見ましたが何も買わずに帰りました。妹に「お姉ちゃんもちゃんと普通に欲しいものあるんだね、我慢しているだけなんだね、安心した」と言われました。
 欲しいものはあるよ。必要じゃ無いから買わないだけで。そして我慢はしていない。
 その必要かどうかの判断が妹と違うんだろうなあと思いながら、19のとき買ったウィンドブレーカーを今日も着ていたわけです。5年位前から防水が怪しいのだけど、寒さは凌げているからまだ新しいのは必要ないなーと。袖が取れたら考えよう、いや修繕すれば問題ないか、みたいな。寒いから帽子が欲しいけど、髪が伸びてきたからいいや、みたいな。
 この不景気で質素倹約を心がけようという気になったのですが、元々アクセサリーは興味ないし化粧はしないし外食は殆どせず、彼氏とのデートは5キロから10キロの散歩ばかり、靴は穴があくまで履きつぶし10年前の服を平気で着て、美容院は年に3回カットだけ、シャンプーリンス洗顔フォームはその場で一番安いやつ、銃は最近撃ってない、大学は卒業した、結婚の予定はなく子どももいない、贅沢と言えるのは、毎月の通院とジム通いと年に数回のコンサートと映画とウォーキング大会参加、プランジャパンの寄付金と携帯電話くらいです。削れる出費は高が知れている。
 年間100冊近く増える本はどうにかしようとは思ったけど。去年の家計簿、2回の旅行と本代が張っている。半年の通勤定期を買うつもりで銀行からお金を下ろしてから定期が切れる期限まで、一週間もあったのがいけなかったと思う。

2009.01.03 Saturday 20:38| comments (0) | trackbacks (0) |