蒟蒻ゼリーと餅

 どっちが死亡者が多いかというと、調べてないけど感覚的には餅だと思います。年寄りが死ぬのはお正月の風物詩だから良いのかね。老人が死ぬと高齢化社会としては好都合だから知らん顔なのかね。でも子どもが死ぬと、少子化社会としては損失だから騒ぐのかね。世の中正直すぎやしませんか。

 ノーベル賞のニュースを見てからずっと探していたのですが、やっと見つけました。ミステリでGFP遺伝子を扱ったものを読んだ気がすると思っていたのです。手元にありました。灯台下暗しとはこのことよ。島田荘司『おぼれる人魚』収録の短編「耳の光る児」でした。
 あーすっきりした。「耳の光る児」自体はあんまりすっきりしない話なのですがね。
 こないだ遠藤周作氏の『海と毒薬』を読んだので、それをネタにしていた島田荘司氏の「海と毒薬」を読もうと思って出していたのでした。この遠藤周作氏の『海と毒薬』は、以前島田荘司氏の「海と毒薬」を読んだときにそのうち読もうと思って、結局今までほったらかしてあったものです。実は、その昔レイモンド・チャンドラーの『さらば愛しき女よ』を読んだのも、清水義範氏の、タイトル忘れましたが『さらば愛しき女よ』を元ネタにしたパスティーシュを読んだためでした。
 島田氏の「海と毒薬」はパスティーシュでは無いですが、モティーフにしているため元ネタも読まねばという気にさせる点で私に同じ行動をとらせました。こういうのけっこうあると思いますよ。高校生の時にヘミングウェイが一部の女子生徒に流行したのは『バナナフィッシュ』が原因だったし。
 ものすごく脱線してしまった。私が探しきれていないのは、あさりよしとお氏の『まんがサイエンス』でバイオテクノロジーでメダカのDNA組み換え等実験をしたときにこれまた光る技術を使うと、どこに変化が出たのかすぐわかって超便利、という話のときのお助け怪人の名前はなんだったかねーという点です。私が小学生の時すでに子ども向けに語られるレベルにまで咀嚼された技術だったとはいまさらながら驚きです。ちなみに『まんがサイエンス』では、クォークについては陽子や中性子はさらにクォークというものから出来ているらしいが現在まだよく分かっていないという説明でした。

 どうでも良い話、現在ブログはSereneBachを利用しているのですが、これをPinky:blogに変えたいような気がしています。SereneBachと比べてPinky:blogはrubyだとか記法を選べるとかそこらへんはどうでも良くて、公式サイトでも最大のセールス・ポイントだと主張している自分のお気に入りのCSS着せ替えテンプレートを、自分のblogのテンプレートとして(必要なら少しばかり手を加えて)使わせてもらうことができるというのがやはり魅力です。たぶん、SereneBachよりも豊富にテンプレートが公開されているし、私自身もSereneBachの独自タグを気にしながらXHTMLをいじるよりも単なるCSSをいじるほうが楽だから。それと、ひとことメッセージフォームがあるのはちょっと良い。今のブログにメールフォームをつけられないかと考えていたので。また、Pinky:blogにはトラックバック機能が無いけれど、私はあんまりトラックバック機能に魅力を感じてないし必要性も感じていないのでむしろ好都合です。プラグインが一切無いのもまあ良いかと思います。近頃プラグインを積極的に使ってみようと思ってタイトルのすぐ下になにやら書いたりしていましたが、どうしても必要、というのは「データ移行」しかないです。これがネックなのですが。
 Pinky:blogは記法が選べるぶん、エクスポートが難しいわけです。インポートに関してはver1.5以降で実装したいとされていますが、エクスポートは要望はあるものの[保留]扱いです。つまり、Pinky:blogに移行するとSereneBachに戻って来られない(今のところ)のです。これが最大の欠点だと私は思います。エクスポートが出来ないのと、記事のバックアップが出来るかどうかは別問題なのかどうかが公式サイトを見ただけじゃ分からないのが非常に不安。移行はしてみたいがエクスポートが出来ないとなると厳しい。
 っていうのを、テキストエディタとか探しているときに見つけてしまったPinky:blogを見てつらつら考えました。

 2010.03.07 追記。2008.12.04(木)Pinky:blog 1.75(開発版)からpblog形式(Pinky:blog独自形式)でのインポート&エクスポート機能が実装されました。これで、上記の最大の欠点は無くなったわけです。すぐに追記するべきだったのに後回しにしてしまって開発者に申し訳ない。現在はPinky:blog 2.42(安定版)が公開されていて、この記事を書いた2008.10.14とはかなり状況が違うことを付け加えておきます。

2008.10.14 Tuesday 22:49| comments (2) | trackbacks (0) |