自首について

 自首って、どういうふうにやるものなんだろう、と以前からずっと考えています。銭形警部が所属する県警の機動隊あたり(現在の配属を知らない)に友人がいるのですが、彼に訊くのもつまらないので自分で色々考えました。
 たいへん不謹慎な感じですけども、完全なギャグですから、呆れるか笑うかしてくださいね。警察関係者を馬鹿にしているつもりもありません。でも、神奈川県警だったらあるかもしれん、という気もします。

 「あの、すいません、自首しに来たんですけど……」
 「どういった事件でしょうか?」
 「殺人なんですけど」
 「では左の階段を上がって奥の部屋が刑事課ですから、そちらへお願いします」
 「分かりました。ありがとうございます」

 みたいな。あっさりし過ぎでしょうか。でも入ってすぐの運転免許しか扱わないところなんか非常に事務的に流れ作業で該当部署に案内するくらいじゃないかと思うんですけど。もしくは以下のような感じで。

 「あの、すみません、自首しに来たんですけど……」
 「申し訳ないんですけど、土日は免許更新以外の事務はやってないんですよ。月曜日に来ていただけますか?」
 「会社員なんで平日は難しいんですよね〜」
 「そうですか、平日の何時くらいなら来られそうですか?」
 「頑張っても19時になると思います」
 「では担当に伝えておきますので、月曜日の19時においでください。窃盗ですか?殺人ですか?」
 「いえ、ひき逃げです」
 「ああ、でしたら交通課ですから、私がおります」
 「そうですか、じゃあ月曜日、また来ますので」
 「お待ちしております」
 「はい、よろしくお願いします」

 とかさ。ひき逃げが交通課扱いか知らないけど。
 あとね、たとえば都内で事件を起こしたひとが、自首の相談に地元の交番へ行ったりしたら、「それは湾岸署の管轄事件ですねえ。連絡しておきますので、これから向かっていただけますか?」とか。パトカーで送ってくれるんじゃなくて。いや、送りではなくてお迎えが来るのかもしれない。

 「すみません、自首したいんですけど」
 「何の事件ですか?」
 「ええと、年末の強盗なんですけど、ご存じないですか?」
 「ああ、三人亡くなった」
 「はい、それです」
 「凶器、現場に無かったですよね。今日お持ちですか?」
 「いえ、持ってません。逃走中に捨てちゃったんです」
 「そうですか、じゃあ捜索しますのでどこに捨てたか教えてもらえますか」
 「駅前のゴミ箱なんですけど」
 「それはちょっと……」
 「すみません」
 「いえいえそれも仕事ですから」
 「そのとき着てた服ならあるんですけど」
 「それは助かりますね。じゃあ迎えの車を回しますので、刑事が来るまでそちらのソファでお待ちください」

 刑事ドラマだと、やたら乱暴な感じのひととかいるけれど、けっこう物腰の柔らかい暢気で適当なほうが現実的だと思うんですよ。私がその昔大学の帰りに変質者に襲われたときも交番には超やる気無さそうなお巡りさんしかいなくて、こういうことがあったと言ったら「ああ、最近その被害届多いんですよね〜」って。殴ってやろうかと思いました。今となっては神奈川県警だからしょうがないねえ、という話のひとつでしかないですけど。

 明日、今日の結果いかんでは大手町まで行っちゃおうかと思ったんですけど、今日応援に行かなかったので、しかしどうも繰り上げスタートの危機を見守るほうが現実的なようなので、ジムで私もダラダラ走りながら観戦する予定です。本日駅伝観戦のあと、彼氏と箱根方面へ出かけたら「走ったら?」と言われ「いやー痙攣とかしたら困る」と答えたら、「選手としての将来性がなさそうだから僕は止めないよ」と笑われました。

2008.01.02 Wednesday 21:31| comments (2) | trackbacks (0) |