4大悲劇

 一般的にはシェイクスピアだと思われますが、シェイクスピアより先にドルリー・レーン氏を知ってしまった私にとってはXYZです。レーン氏は元シェイクスピア俳優だからちなんでいるのだけれども。約18年ぶりの『Yの悲劇』。レーン氏はやたらと快活なので、こんなに爺さんだったとは忘れていました。やっぱりXから順番に再読すれば良かったなーとやや後悔しながらあと半分くらいまで来ました。
 でも今読むべきなのは、今月末のワタリウム美術館での講演に向けて金田一耕助のはずで、平行して読んでいます。『八つ墓村』は終わりまして明日から『犬神家の一族』にとりかかろうというところです。その次は『金田一耕助の帰還』さらに『夜の黒豹』の予定です。『獄門島』『本陣殺人事件』『仮面舞踏会』あたりも読んだほうが良いのは分かっているのですが、時間が足りなさそうです。
『八つ墓村』を読むと島田荘司氏の『竜臥亭事件』を読みたくなります。どちらも都井睦雄の事件絡みだからです。『金田一耕助の帰還』を読むとたぶんまた『シャーロックホームズの帰還』を読みたくなるのだろうと思います。

 妹が今日から箱根へ友達と旅行へ行っています。雨なのに。私には旅行に行くような気安い女友達は誰一人としていないので、女ふたりで何が楽しいのか全然分かりません。その昔大学生だったときに一度だけ女友達と三人で旅行したことがありますが、訪問先での楽しい記憶はそれなりにあるものの、彼女たちに関する記憶は寝る前に私が床で腕立てしてたら爆笑されたくらいしかないのでむしろ不愉快というか。
 いや、男と旅行でも、目的が無いと旅行は面白くない。ローカルな電車とか博物館とか史跡とか山に登るとか。温泉入るだけだよーと妹は出かけて行ったので、わざわざ風呂に入りに日帰りできる場所に泊まりに行くなんて物好きだなあと思います。妹は、数時間かけてあれこれ旅支度をするので、準備からお土産までの過程そのものを楽しんでいるのかもしれません。国内で一泊だったら財布と免許と保険証と予備の眼鏡だけでたいがいOKだと思うけどねー。

 今日も安美錦はいい感じ。安馬は負けてしまい残念です。でも稀勢の里も調子良さそうなので、どっちも好きだから良いや。幕下の渋谷さんは1勝1敗です。西の8枚目ですから、頑張れば十両も見えてくる位置なのですが……と、幕下を眺めていたら、幕内にいた片山や安壮富士、十文字までが幕下にいて驚きました。
 魁皇の右足はもうかなりヤバイですね。今日負けてしまったし、明日以降は出てこないかもしれないなという気もします。
 大相撲は最近いろいろありますけど、私は場所中だけは毎日毎日、明日明日また明日、まだ死ねないぜという気持ちになるので、興行が無くなったら苦しいなと思います。

2008.11.11 Tuesday 21:56| comments (2) | trackbacks (0) |