残り30分でガラガラ
大相撲初日の客の入り。予想はしていましたが。地元の魁皇が出てきても微妙な盛り上がり。あの手拍子は本場所にそぐわない。
季節はずれの桜の紅茶(いつのだ)を飲みながら、安馬と琴奨菊のダメダメな立会いを5回も見てしまいイライラしました。基本的に佐渡ヶ嶽部屋力士を応援する私ですが、11勝で大関昇進かもしれない安馬を熱烈に応援したい気持ちだったので、ちゃんと手をつかない琴奨菊に私の心はお叱りモードです。魁皇は、右足がかなり悪いようです。心なしか肌の色も悪いように見えます。胸の辺りの張りや艶も……これは途中休場かなと思います。
そして安美錦! 上手い! 勝負の運び方が本当に上手い。上手なのに白鵬が投げ負けるなんて、と思いましたがVTRを見て、両差しになった後に白鵬が投げを打ったとき、右足をかけてこらえた安美錦を振り払おうとしたときに体全体が白鵬側に傾いたのが大きいなと思いました。そのあと投げの打ち合いになったときも、右肩を寄せて体重を乗せて足を跳ね上げたのが上手かった。両差しになるときの素早さ、白鵬が少し引いたときの攻めの速さ、頭のつけ方、ベテランってすごい。上手い。
土曜はウォーキング大会に参加しまして、江ノ島から鶴岡八幡宮まで歩きました。雨が降っていましたが、面倒だったので傘はささず、持ってたけど、でもすたすたとひたすら歩きました。霧雨だったりザーザーだったり、風邪ひくなーと思いながら、自動車に乗っている人々から変な目で見られるのも気にせずに。正直なところ、本降りだったときは江ノ電乗っちゃいたいなーと思いましたが。
サーファーはたくさんいました。寒くないのかね。海は好きだけどマリンスポーツは興味が無いので分かりません。やってる知人に訊くと寒くないと言うんですけど。ウェットスーツを着てチャリ乗って、というひとがたくさんいるのが湘南だなあ。
鶴岡八幡宮は、雨なのに観光客でいっぱいでした。ご苦労なことだと、雨の中歩いていた自分を棚に上げて眺めていたのですが、着物を着た少女を見かけてやっと七五三シーズンだと気づきました。男の子ははかま姿でも水溜りで遊ぶ。親はうんざり。しかし、15年くらい前は赤ちゃんを抱っこして三歳の子と七歳の子を連れているとか、乳母車と五歳の子とか、子どもを複数連れている光景を多く見ましたが、今回は親子三人という組み合わせばかりでした。おお、こんなところでも少子化がはっきりと。
でも私は少子化は悪いことじゃないと思うんですよ。30代独身子ども無しの自己弁護するわけじゃないですけど、どんな動物だって増えすぎれば子が生まれないだの共食いだの、個体数を調整しているでしょう。わが国も国土と国力に対して人口が増えすぎていると私は感じているので、子どもが生まれないのは自然作用だと思うのです。
全然関係ないですが、134号線に沿って、「手作りソーセージ」「ソーセージ教室」という看板と一緒に「おいしいコーヒー」という看板のお店がありまして、ソーセージを出す喫茶店なのか? コーヒーにソーセージってどうよ、ああウィンナーコーヒーか! とくだらないことを思いました。くだらないついでに、もうひとつ、由比ガ浜を歩いたとき、ここで「私」が「先生」をナンパしたんだよね……とにやけました。
「おむずびころりん」のおにぎりは三角か丸か、というのを調べに図書館へ行って、あんまり収穫は無かったのですが、久しぶりに真面目に昔話を読みました。そういえばこういう話だったなーというのもあれば、この話はあれとあれの融合体だなとか読んだことのないバージョンもあって、なかなか面白かったです。で、「うりこひめ」とか「瓜姫コ」とかの派生のひとつを読みまして、天邪鬼が隠れているうりこひめを誘惑していく過程の「隙間に指一本入れる」「一本じゃ足らないからもう少し」「指二本分の隙間があいた」「とうとう指三本分が」のやりとりが実にエロいなと思いました。エロいよね。嫌がるうりこひめと良いではないか良いではないかの天邪鬼。本気で嫌がって無いよねうりこひめ。エロい。あー私妄想しすぎ。どんな欲求不満だっつーの。親子連れ優先スペースで絵本と昔話と御伽草子の研究書籍を広げて子どもらに囲まれて考える内容としてはたいへんに不穏当だ。自分がそれなりに変態なのを自覚しているとしても。
それはさておき、とりあえず「おむすびころりん」に関しては、団子とか笹餅とかが転がるバージョンは無視して、お地蔵様と鬼が出てくるバージョンも無視して、逆にねずみは出てこないがおにぎりは転がる別の話も無視して「『おじいさん』が『おにぎり』を追いかけて『穴に入ってねずみに会う』話」に絞って調査してみようと思います。純正(?)がおじいさんでもおにぎりでも無い可能性もありますが、私は御伽草子も昔話も全然詳しくないので、でも私が知りたいのは「おにぎりの形」だからこれで良いのだ。いっそ絵本の出版社に「どういう根拠であの絵なんですか」と問い合わせてしまおうか。
もー、あれだ、こういうとき9月に大学卒業しないで居座っていれば良かったなぁと思います。大学図書館のレファレンス使いたい放題だものね。地元の図書館は非常に頼りない。とりあえず「食糧管理月報」1978/12の「おにぎり・おむすび考」は母校(20世紀に通ってた大学)にあるようなので読んでみます。これでおむすびそのものについて知ることが出来るはずだし、たどっていくとうまいこと誰かが研究した論文に当たるかもしれない。私は研究したいわけじゃなくて結論が知りたいだけだから先行研究があるならそのほうがラッキー。それにしても大学は良い……卒業生にレファレンスサービスはしてくれないが、貸してくれるし見せてくれるしコピーさせてくれるんだもんね。年会費500円で。
こういう報告は見つけました。おむすびを転がしてないのが惜しい。特別企画 : おむすびころりん(第41回生物物理若手の会 : 夏の学校報告)転がるところを重視するならそりゃ確かに物理だ、超基本的な古典物理だ、物理学の論文も探すべきだという当たり前のことを見逃してました。
ところで、砂風呂遊びの中学生は、あれはいじめではないのかね? と疑惑を感じています。70cmも掘るってまた念入りだ、と変に感心しつつ、昔だったら即いじめとは連想しないだろうに、と寂しくなりました。でもその後すぐの潜水艦の内部映像に身を乗り出し、魚雷発射管の数や排水量を真剣に聞いてしまいました。同型艦の映像には驚きました。あんなに錆びているなんて。浮上したらすぐに水をかけて海水を洗い流すはずだし、定期的にペンキも塗りなおすはずなのに。あちこち不謹慎だな私。
そういえば、こないだ両親が横須賀にジョージ・ワシントンを見に行ったのですが、不在で、横須賀市役所の説明だと韓国に行っているという話だったそうです。先日韓国で海兵隊の訓練があったというニュースがあったので、それかなと思いました。