シグルイ

 「おねいちゃん、こりを読んではいかがでぃすか」と弟がどこのシマリスだとつっこみたくなるようなふざけた口調で漫画を持ってきたので、「読みます。精読します」とダイねいちゃんぽく返答して受け取りました。
 で、時間軸が行ったり来たりでちょっと分かりにくいうえに、私にはどうして藤木源之助と伊良子清玄がここまで憎みあうのか全然理解が及びませんでした。いきなり7年前に戻るのは良いとして、その後もちょこちょこ進んだり戻ったり。しかも、7年経っているのに顔つきがあまり年をとらないので、時間が過ぎた感じがあまりしないのです。
 内容は面白いのですが、いかんせん、このふたりの浅からぬ因縁に共感できないので、意外に牛股は良いヤツだなとか余計な感想を持ってしまって主題が掴めません。
 また、私は気にならないですが、カラーで人間のはらわたが普通に描かれているので、苦手なひとには厳しいかもしれません。まあでも『ヘルシング』の少佐とその取り巻きとかもっとよく分からないし、はらわたグロいですけども。『シグルイ』の静かで信念を感じさせる狂気と、『ヘルシング』の大げさで派手な狂気はまったく別物に感じます。
 私が女だからかもしれませんが、彼らが、私から見ると特に目的もなくあんなに剣に打ち込むところからついていけないのです。何かの目的のための剣なら分かるのですが、剣の道を究めることが目的になっている、そのあたりが分かりません。いくも三重も、男が正気を失うほどのめりこんでいて巻きこまれているのに、それを拒否するでも逃げるでもなく。そういう心境にはついていけねえなあと、その狂気に引いてしまって一緒になって夢中になるということが、読んでいて出来ませんでした。
 私はとりあえず弟に手渡された8巻までしか読んでいませんが、これは少しずつ読み進めるよりも一気に読んだほうが楽しいかもしれません。内容は興味深いし話も面白いので、次は完結してから読もうかと思います。何年後だろう……

 「空から日本を見てみよう」http://www.tv-tokyo.co.jp/sun/というのをですね、久々に民放をつけたらやっていて、非常に面白く観ました。東京から富士山までということで東京駅あたりからまず新宿方面へ、次は東京から湾岸沿いに横浜・横須賀を通って葉山・逗子・江ノ島・大磯・小田原・箱根と山側への旅でした。
 ああやっぱり私は東京が好きだなあ、苦手だけど好きだなあと思いました。そして、横浜の夜景の美しいこと。毎日見てるけど、みなとみらいは建物の姿がそれぞれ整っていてしかもバランスよく配置されているので、ごちゃごちゃした印象の無いすっきりした夜景です。私はあまり夜景を眺めてうっとりという美意識は持ち合わせがないのですけれど、横浜は身近なことも手伝ってかとても好きです。海の黒さと観覧車とビルの窓からもれる黄色と白のライト、ベイブリッジの直線の対比が美しいなといつも思います。
 相模湾もきれいでした。三崎港から葉山を通ってずっと海岸線を、だいぶ満ちていたので砂浜はほとんど無かったですが、材木座・由比ガ浜・長谷・稲村ガ崎・七里ガ浜と鎌倉の海はいつ見ても良いものでした。
 山はやはり箱根、芦ノ湖もきれいだし山も穏やかで良かったです。富士山も良い。富士山ってどうして見るだけでなんとなく幸せな気分になるんだろう。天気が良ければ毎日見えるけど。ああ、神奈川って良いなあ最高だぜチクショウ!という気分です。東京も好きですが、神奈川と比べたらやっぱり神奈川のほうが好きです。
 ところで追浜の日産工場まで来ておきながら何事も無かったかのように横須賀がスルーされたのは、軍港を空から丸裸にしてしまうのはさすがにマズかったということなんでしょうかね。

 優勝は白鵬でした。本日の結びは、横綱同士で力の入った大相撲でしたから、実に観戦しがいがあったろう。最初に朝青龍が左を巻きかえながら出たときに攻め切れなかったのが敗因かなと思います。長引くとブランクのあるほうが不利ですから。その次に巻きかえたときは白鵬がタイミングを読んでいて良く堪えました。それできっちり下手をとったのが巧みで、それを最後まで離さず投げに持っていったのは見事でした。
 素晴らしい。こうでなくては。

2008.01.27 Sunday 21:13| comments (0) | trackbacks (0) |