再チャレンジ

 安倍さんに向かって再チャレンジをというのは皮肉としては非常に面白く聞きました。政治的自殺とも言える辞任をした相手に向かって「再チャレンジ」だもの。自殺防止のキャッチフレーズにでもするつもりなのでしょうか。どうして政治家ってあんなに白々しいのかなぁ。
 どうでも良いですが、私にとって「チャレンジ」と言えばそれは懐かしの進研ゼミでして、進研ゼミをやっていたわけでもないのにどうしてかイメージはこれです。しかも福武書店時代のね。テレビで「再チャレンジ」と聞くたびに、「しーんけーんゼミ!チャチャ!」が思い浮かび、赤ペン先生がまっかっかにしてくれるのを楽しみに待つ安倍さん、という姿が想像されてしまうのでした。
 そして今現在二度目の大学生をやっている私は、別に何かにチャレンジしようなどと思ったわけではなく、自分があまりにも馬鹿でもう少し勉強しないと給料貰うのがいたたまれんと思ったときに、高等教育なら大学という実に単純な理由で大学へ行こうと考えたわけで、ついでに昔取りたかった資格を取っちゃえ!と実習に行ったりしていただけなので、「再チャレンジ」のモデル的だとか言われても大きなお世話というかそんなお題目は知ったこっちゃないという気分になります。

 ミャンマーで亡くなられた方に関しては、ご冥福をお祈りいたしますが、こういうとき、人質になって自己責任がどうとか大騒ぎになった方々のことを思い出します。現地でやっていた活動には違いはありますが、それぞれの理念に基づきその身一つで渦中へ飛び込んでいったという点で同じはずなのに、亡くなれば英雄扱いで政府からも抗議があり、捕らえられただけだと「そんなところへ行くのが悪い」と国内中から叩かれるというのは理不尽な話だと思います。
 滅私奉公の心意気で活動しているひとを、私は素直に感心し尊敬しますが、でもやはり何かあれば「そんなところへ行くからだ」と思ってしまいます。行くのが悪いわけではなく、死ぬのも捕まるのも行ったからであってそれ以外の理由は無いという意味でです。どちらにしろ平和な国内でぬくぬくしている私がどうこう言えるようなことではなく、無責任はどっちだろうねということです。
 ところでやっぱり中国は出張ってくるのね。ちょっと控えめだったから意外だと思っていましたが、いつもの通りになってきました。中国が口を出すほうが、事態はややこしくなる気がするんですけど。そんでもって、アメリカがしっかり首をつっこんできて、これもいつもの通りですが、私は毎度毎度、どうしてお前が出てくるんだ、と疑問に思っています。ますますややこしいだけだと思うんですがねえ。
 アメリカはでしゃばりな町内会長みたいな感じですね。しかも違う地域の。横浜の揉め事に小田原の会長が来ちゃったよ!みたいな。アメリカは自分がやらなきゃ誰がやるんだ、とか余計な使命感に燃えている。これで出てくるのがせめて国連の威をかるアメリカならまだしも、スタンドプレーなのが、なんていうかこう、ため息です。
 以上がヘタの話だったらどんなに良いか。

2007.09.28 Friday 22:56| comments (0) | trackbacks (0) |