鶴見川新春富士見ウォーク2011

 昨日は鶴見川流域ネットワーキング主催の鶴見川新春富士見ウォーク2011に参加してきました。東京都町田市の源流から横浜市緑区鴨居まで23.4kmです。天気も良く快適でした。来週、15日には鴨居から鶴見区生麦の河口までのウォーキングがありますが、こちらは一応出勤の予定なので参加申し込みはしていません。
 小田急町田駅とJR町田駅の間にあるバスセンターから小山田行きバスで終点まで、そこから10分ほど歩いて源流に到着です。あえて言うならこの源流が一番面白かった。源流の泉として整備されています。ほんとは離れたところにあるらしい源泉をちょいと引っ張って湧き水だぜ! って、いかにもな感じにしてありますが、このいかにも感がなかなかよろしい。
 水面がぽこぽこ動いていて、見ていて面白いです。ちょっと湯気が上がっていて、私の彼氏が「温泉だ」って言ってました。確認のために手をつっこんでみろと言いましたが、もし冷たかったらヤダと、水を触りませんでしたのでどの程度の温度かは分かりません。朝の8時くらいでずいぶん冷えていたので気温は5度くらいだったでしょうから、お湯でなくても湯気は上がりますので、冷たいという蓋然性は高いです。
 15人ほどずつの班に分かれて、思ったより早いスピードで歩きました。時速は4キロを超えていたと思います。万歩計とか持っていないので計測出来ませんでした。途中からは明らかにスピードが落ちましたが、後半はかなり時間がおしていたのでまた早くなりました。感覚的にはそんな感じです。カメラも、持ってはいたのですが、一枚も撮りませんでしたので撮影時間からも計算は出来ません。カメラと言えば、テレビ神奈川(tvk)の取材が来ていて、重たいカメラやら音声のマイクやらを担いでずっと一緒に歩いていたようです。それが仕事なのですけどもちょっと気の毒でした。基本的に先頭の班と一緒に行動していたようで私は見届けておりませんが、途中で車を使っていないのならかなり重労働だったでしょう。
 写真が無いので、資料を見てもあれこれ細かいことが思い出せません。源泉から中流まで川沿いをすっと歩いていればそれなりに気になるものもあると思ったのですが、やはりガイドさんや他の皆さんと歩いていると立ち止まっていろいろ見ていると迷惑になるので、そんなにあちこちは見られません。それと、私は基本的に植物や動物に興味が無いようです。ずいぶん前からそうだとは思っていましたが、ああ私は心の底から動植物は好きじゃないんだな、と思い知りました。
 23.4kmも川沿いを歩いて、それなりに疲れたりちゃんとついて行かなきゃと思ったりして余裕が無かったのも事実ですが、23.4kmですよ、そんなに歩いて川の形とか植物とか、写真を撮ってみようと惹かれるようなものは無かったのです。ビックリです。朝9時から休憩を取りつつ17時半まで歩いて、私(と彼氏)が、興味を示して会話をしたのは「あの建物は形が変わっている」「工事車両のあの機械は何をする道具だろう」「あっ小田急線!」「あっ横浜線!」「テトラポットみたいだが形がテトラではない」「あの橋は形が美しい」とかそんなんでした。私も彼も、人工物というか人造物には興味を持っても、動植物には興味を持たないようです。カワセミに一喜一憂する周囲を尻目に、いや、おおーって一度はカワセミをけっこう必死に見ましたけど一度で飽きました、フェンスの錆とか見てました。あと隣の畑のキャベツが美味そうとか。楽しかったし面白かったし参加して良かったなあと思いますけれども、たぶん主宰者の意図とはなんか違う感じだったと思います。
 カワセミは町田市の鳥ということで、カワセミは参加者に人気がありましたけど、あとオオタカもいたのかな、けどああ鳥がいるなーってくらいで。川も、うん、水が流れているなーって、正直それだけでした。滝は好きだし、渓流も好きだし、波も見ていて飽きないのですけど、護岸がコンクリートでなくても、普通に河原があってただ流れている川は、何故か全然つまらない。自宅のすぐそばに川があるからでしょうか。似たような川を見慣れ過ぎていてつまらなかったのかもしれません。
 彼氏は川の水音がずっと聞こえているのは少し耳障りだと言っていましたが、我が家は窓を開ければ流れる音が聞こえますので、普通過ぎて鬱陶しくは感じませんでした。川より米軍機のほうがよっぽど騒がしいから相対的に川の音のどうでも良さは高いです。せっかく鶴見川流域センターへ行っても、遊水池のシステムとか実際に地下にある施設とか見学出来るわけではなく、当たり前ですが川がメインですから自然を満喫しましょう的な感じです。工事の技法とか設計とかには興味を持ったのですが説明ナシ。
 自然保護の考え方を私が好きでないからかもしれません。私は、自然は畏れ、戦う相手だと思っています。決して、保護する対象ではないのです。だから、守ろうと言われても困るというかちっともさっぱり同意出来ません。なんかもう、好きにすればと思ってしまう。治水と流域資源の活用は必要だし有用だと思いますが、生態系がどうとかはなるようになるものをどうこうしようという考え方が良く分からないのです。真剣に活動しているひとには申し訳ないんですけども。ただ、保護活動をしているひとのおかげで助かっていることも多いのだろうし、ウォーキングの休憩地点で歓待企画として振る舞われた甘酒や豚汁はとても有り難かったので、参加費以上にカンパしてきました。帰宅してから地図を眺めるのは楽しかったし。
 歩いていて、途中で合流している川の名前が分からないとか、交差している首都高がどのへんなんだろうと疑問だったりしたので、地図で確認出来て良かったです。地図は良いね地図は。見ているとわくわくしますね。
 川を見るイベントとしては、私にとっては源流からのほうが都市部の川っぽさのない今回のほうが次回より良かったと思います。ただ、電車を眺めたり橋を眺めたりするには、来週末のほうが都市部を通るので楽しめるような気がします。
 ところで、鶴見側は一級河川でして、彼氏と一級より上は無いのか、あるとしたら何なのか、という話をしました。私が特級だろうと言いましたら彼は楽しそうに笑っていましたが、一緒の班で歩いていた少年に「一級の上は初段だよ」って言われました。ごもっとも! 河川には一級の上は無いみたいです。そんで、一級の上に特級があるのはボイラー技士とか科学用途の試薬の日本工業規格(JIS)とかです。
 そうそう、途中でソーラー電池を利用したおもちゃみたいなオブジェみたいなものを飾っている一般家屋(もしかしたらお店なのかもしれません)がありまして、それが最高に気になりました。金属製や木製の動物がくるくる回ったりぴょこぴょこ跳ねたりしてました。どういう仕組みなんだろう。もっとしっかり観たかったのですがスタッフに急かされてしまったのでちらっとしか観られませんでした。場所がいまいち分からないのであとで調べます。

 新十両富士東は初日黒星でした。残念……明日また頑張れ。幕下と十両の違いを感じているかもしれません。幕下上位5番で取ったり、十両力士と取組があったりすることもありましたが、昇進しての取組はまた違うのでしょう。十両からは15番取らないといけないし、体力的にも厳しいはずです。すぐ幕下に戻ることになっても、経験として次に生きるに違いないので、くさらず諦めず15日間つとめてくれると嬉しいです。
 今日は天覧相撲でした。国技館で一番盛り上がるのは魁皇が出てきた時かと思ってたけど違いました。天覧相撲ってのも楽しそうです。セキュリティの面で面倒かもしれないですが、来年の初場所も行こうかな。来年も平成なら。

2011.01.09 Sunday 19:08| - | - |