飛鳥山スカイツリーガンダムカフェ
12月10日は、飛鳥山から都電荒川線沿いに終点三ノ輪橋、千住を突っ切ってスカイツリーを見学、浅草やら上野を経由してガンダムカフェまで、直線距離約6.4キロ道のり約13.5キロを、約4時間半かけて歩きました。
はい、ここまででお前馬鹿だろとお思いになって当然だと思います。私も馬鹿だなあと思いながら歩いておりました。まさか直線距離の倍あるとはね。途中、何度も何度も都電に乗ろうと思いつつ、機を逃した結果この通りです。
道のりは「ちょっと便利帳[地図上で目的地までの距離を測る] - 距離計測/距離測定」で調べました。いやー歩いたなーと思ったのですが、13.5キロって富士スピードウェイのF1コースを3周しただけと思うと全然たいしたこと無いですね。よく考えたら自宅から彼氏の実家までも10キロくらいあって、私は自転車で近くまで平気で行っているのでした。全然だね。歩いたことの無いあたりを歩いたからやたらたくさん歩いた気がしただけのようです。
さて、当日は晴天で風も無く、絶好の散策日和でした。JR王子駅は少し高い位置にありますので、うっすらとスカイツリーが見えます。目的地その1です。都電荒川線の王子駅というか飛鳥山駅付近から、とりあえず都電沿いにてくてくてくてく。明治通りを真っ直ぐ行けば地図上では近いのですが、それではあんまり味気無いし、JRで移動しているのと変わらなくなるし、歩くのには空気が良くないと考え、散策ですから少し遠回りで都電沿いです。平日の朝ですから都電もひっきりなしに通りますので、疲れたら乗れば良いや160円だしと気軽に歩き始めました。
カメラを首から下げて完全に観光客かつウォーキングのおばちゃんスタイルです。東京生まれのくせにおのぼりさんだなと彼が言いました。神奈川育ちだからしょうがない。
だらだらだらだらと歩いて、都電おもいで広場で柵の中をじろじろ見ました。平日は開場していないのです。塀の中から外を覗くひとみたいに(逆なんだが)都電を見まくっていたら、すぐ近くで私より年上に見える中年男性がやたら立派なカメラでその都電を撮影しまくっているのに気付きました。真のマニアには全然かなわないので彼氏と二人ですごすご逃げました。
都電の線路沿いはバラがたくさん植えられていて、この時期でも少しは咲いていました。黄色いのとピンクいの。真っ赤なのもありました。種類はまったく分かりません。都電荒川線 花みどころという荒川区産業経済部観光振興課の運営しているサイトで紹介されていますが、私にはさっぱりです。
飛鳥山から三ノ輪橋まで、基本的にはすべての駅を撮影し、通りがかった車両も半分くらいは撮影しました。黄色い7000系と緑色の7000系か、私は都電の車両は詳しくないので良く分かりませんが、その二種類が多かったです。それと紫色っぽいのと、赤紫色っぽいやつ。赤紫のはArakawa Lineって英語表記でした。あとは広告のラッピング車両が多かったですね。町屋あたりからは、都電・駅・遠くにスカイツリーという構図で頑張りました。うん、こうやって書き並べると私も立派にマニアっぽいですが、どれが貴重とかそういうのが全然分かりません。
三ノ輪橋まで歩いて、さてそこからどうするか、目安になるものが無く地図なんぞ持っていないので困りました。通りすがりに入手したのは荒川区のウォーキングマップや都電沿いのウォーキングマップであり、三ノ輪橋から東側については何の資料も無かったんです。でもまあ、ちょっとうろうろしたらスカイツリーが見えたので、とりあえずあっちだなと歩きました。
途中で何度もビルに阻まれてスカイツリーを見失ったので、あちこちたぶん遠回りをしましたが、なんとかリバーサイドスポーツセンターの案内が見えてきました。彼が野球場の向こう側に橋があって渡れるはずだと言うので、スポーツセンターを横切って隅田川沿いへ。かなりでっかくタワーが見えました。いやー、もうここはなんだかほっとして休憩したくなりましたよ。
でも彼が全然休む気配を見せないので、視界が開けたのを利用して写真を撮りまくり、すたすた歩き続けました。信号待ちを利用しながら多少足のストレッチをしつつ、出発して約3時間でスカイツリーの根元へ到着しました。観光客がわんさか。業平橋の歩道は写真を撮ってないひとがいないくらいです。私もそのひとりですが。
平日の昼間ですから中高年のご夫婦ばかりでした。スーツ姿のサラリーマン風の皆さんはこれが仕事なのか仕事の合間に来ているのか微妙なところ。のんびり、降りてくるクレーンを眺めて楽しみました。工事している作業者にとっては良い迷惑って感じもしますね、あんなにギャラリーがいると。
特に休憩という休憩はせず、そのまま浅草方面へ向かい、吾妻橋を渡って合羽橋辺りを通り抜け、上野駅をかすめてアメ横を通過し御徒町へ。ここで、本日の目的地その1.5である「うさぎや」へ寄りました。和菓子のお店です。
店内では店員さんが、どら焼きは賞味期限が明日までだが今日と明日では味が全然違う今日のほうが格段に美味しい買ってすぐ今ここで食べるのが一番美味しいのだと力説しておりましたが、私も彼氏もあんこなぞ人間の食うものではないと言う考えの持ち主ですからちっともさっぱり心に響かないセールストークでした。しかしながら私の家族も彼氏の家族もあんこが好きという驚くべき人々なので、私も彼もどら焼きを5個づつ買い求めました。一個180円です。私にとってはあんこ製品などお金をくれたって拒否(一億とかならどら焼き一個くらいは我慢する!)ですが、よく売れていました。
そのまま秋葉原まで歩いて、本日の目的地その2、ガンダムカフェです。ここまでトータル4時間半歩きました。やっと休憩です。注文を受ける店員のみ、ホワイトベースっぽい服装をしていました。私は「アムロ・レイのパイロットランチ」、彼は「シャア・アズナブルのパイロットランチ」を注文しました。赤いのにシャアのほうが3倍速く出てきたりはしません。少なめに見えましたが、それなりの食事になりました。シャアザクアイスとかハロラテくらい頼もうかと提案しても、彼は店内のガンプラやプロジェクタで流されてるユニコーンのプロモーションビデオを眺めてはうっとりしていて話になりません。「一日いられるよね」とつぶやいて満足そうに微笑む様子は、違いの分かる男の曲が流れてきちゃうんじゃないかというくらいの優雅さでした。
店内は喫煙・禁煙が半々でした。禁煙席がいっぱいでも喫煙席が空いていて、男性4人組とかは渋々喫煙席に向かっていました。いっそ完全禁煙にしたほうが回転率が上がるように思います。
帰る前に、カフェに併設されたお土産屋さんでガンプラ焼きを購入して食べました。ここでも当然、あんこは回避でクリームです。味はともかく、わりと食べ応えのある大きさで楽しく食べました。通っているジムの馴染みのトレーナーさんにお土産としてガンダム学習帳を購入して、私はそのまま帰りにジムへ寄りました。13.5キロ歩いてさらにジムかと私も思いましたが、秋葉原から1時間ほど電車に乗って地元へ着いたら全然余裕な気がして行ってしまいました。で、トレーナーさん、大喜び。
プレゼントと言ったらお客さんから個人的に何かをいただくのは一応遠慮しないといけないという態度だったのが激変です。思いっきり食いついてました。服務規程違反をさせちゃってごめんね!
次のウォーキングは、つるみ川新春ウォークを狙っています。8日の、23.4kmのほうが集合解散に便利なのでこっちで考えています。まだ申し込んでませんけど。一日に歩くのは縄文杉のときの約20キロがこれまでの最高でしたから、少し不安はありますが行ってみるつもりです。