早く産まれてくれー
同僚が現在産休中なのですが、その安産を願って、犬の折り紙を作るのが職場でなんとなく流行っています。犬は安産の象徴だとかで、それで作っているのだそうです。あちこちに大小色とりどりの犬の折り紙が置かれています。若者から白髪のおじさんまで。彼女はみんなに好かれていたのだな、と実感します。
しかし、申し訳ないけれど、私はそこら中にある犬の折り紙が不気味でなりません。何か願ったり祈ったりしながら作られたああいうものには執念を感じてなんだか恐ろしく気持ち悪いのです。折り鶴も、あんまりたくさんあるとぎょっとします。
まさかそういう話は、その犬の折り紙を最初に作り始めたひとには言えないのですが、目に入るところにわんさかあるので、毎日毎日、少しずつ増えて行くそれらに、正直ぞっとしてしまいます。早く子どもが産まれて、犬がいなくなってくれないものかと思ってばかりで暗い気持ちになります。
ただ、私も彼女の安産を願っていないわけではなく、無事に出産してくれると嬉しいとは思います。もし、何かあっても、子どもはどうでも良いから彼女だけは助かって欲しいと真剣に思います。子どもが駄目だったらあの子は悲しむでしょうけれど、私はあの子に生きていて欲しいのです。母子ともに健康なんて贅沢は言いません。あの子が無事ならそれで良いのです。
でもこれも言うとたぶんすごく嫌なひとなのでしょう。まあしょうがないな。
いろんな意味で落ち着かないので、さっさと産まれて欲しいです。
2010.10.24 Sunday 21:36| - | - |