陶器うさこ
10月4日に、8月13日に訪問した多治見市のこども陶器博物館からお届けものがありました。絵付け工房で体験してきたオリジナル食器が焼き上がってきたのです。オリジナルでは全然なくて、うさこの絵を描きまくってきたんですけれども。
で、ですよ。私はマグカップにうさこを、同行した彼氏は茶碗にうさこと、スライムとアンパンマン描いてました。それがですね、なんと、色付けが薄かったので、超儚いうさこの姿になりました、私の。ちゃんと博物館の方に薄いかどうか見ていただいたのですけど、私は鉛筆の下書きをものすごく濃く描いていたので、黒でなぞってもそれが薄いか濃いか分からん状態だったようです。鉛筆書きは焼けば消えますから、うっすらしたうさこになったわけです。
正直、普通に考えて、庭で割るやつだな、という感じ。でも、絵柄の出来が悪いだけで他は問題無いので、自分で作って出来が悪いならしょうがないやと思って使っています。そしたらさらにだんだんと薄くなったような気がします。食洗器がいけないのでしょうか。まあそうだろうな。
しかもガッカリはそれだけではありませんでした。私はマグカップの底に、可愛いと思ってうさこの目とバッテンの口を描いておいたのです。それはしっかりはっきりしていて、牛乳や野菜ジュースを飲むといきなり底から黒い丸いのが見えて、うわっゴミ入ってたのか? と驚きます。分かっていても驚きます。妹はキッパリと「虫かと思って吐きそうだった」と言い切りました。
そして、一番奇麗に出来たのは、裏返して、カップの高台の内側に描いた、目を閉じたうさこの目の部分とバッテンの口です。あと、持ち手のところに描いたお花はまあまあ可愛いと思うけど、全然ウサコではない。
なんということでしょう。見えない部分がもっともうさうさしているのです。世の中は皮肉に満ちているのです。
これを描いていたときのうきうきした気分を思い出します。こんな影の薄いうさこになるとは知らず、ご機嫌でした私。うさこをたくさん見られたし、いやもうこんな良い日はないなと思ってましたそのときは。ナゴヤドームでまえけんで負けてガックリしたのでプラマイゼロの一日になるとは想像もせずに。
そこそこきちんと色が残っていた彼氏は、うさわん〜とご満悦で、ヒマに任せて眺めてはにんまりしているようです。うらやましいぞ。
とりあえず食洗器は使わない方向で、中から黒い点が出てきても驚かないように透明度の高いものを飲むように心がけようと思います。