名探偵浅見光彦の住む街
何故同じ北区でもこのように扱いが違うのか。
清野とおる『東京都北区赤羽』では、まるっきり怪しい街として描かれている北区赤羽からほんの数キロしか離れていないのに、滝野川はなんだかとっても粋な感じです。北区観光ホームページの 名探偵★浅見光彦の住む街ミステリーウォークを見る限り、東京のちょっといなかの古い住宅街と商店街、都会過ぎない東京、といった風情です。
何故だろう。荒川から離れて山手線に近いからですか。滝野川のほうが赤羽より全体的に小奇麗なのは認める。街の雰囲気が明るくて、淀んだ感じが無いのよね。汚らしい路地とか無いし。親戚の家だって、赤羽の母の実家より広くてきれいでお洒落だったさ。でも、清野とおると浅見光彦ほどの差は無いはずだ。いや清野氏は板橋区生まれのようですが。
さわやか過ぎだよ……と思いながら冊子を読みました。内田康夫氏の浅見光彦シリーズが掲載されているのです。途中、地名やら何やらが伏字になっていて、そこを実際に街を歩いて探してみましょう、という企画です。最後にパズルがあり、その伏字の数々がキーワードになっています。これを解いて応募するわけです。本当に現地に行かないと分からないところが隠されていて憎い作りです。
この冊子は彼氏がくれたのですが、何が残念って、期限が終わってから寄越したという点です。なめてませんか。
また、北区内田康夫ミステリー文学賞の募集もされています。これは、選考基準では無いけれど北区ネタ歓迎というものです。都電を使ったトラベルミステリとかどうですか。
とにかく北区はいいところですよ。何があるわけでもないですが、機会があれば是非おいでください。
ミステリといえば、ジャーロの作家アリス新作で、野上さんが……ありがとうガミさん私を裏切らないでくれて。ツンデレ万歳。