iPad使ってみたいが用が無い
正直なところ使い道が見つからないiPadですが、気になるものは気になる。これは、10年位前の、年賀状作成機以外の何物にもならない、年に一度だけ使われるパソコンを好奇心で買ってしまう中高年が多かった、みたいな状態なんじゃないかと思います。20万もするのに年賀状以外に使わない。自分で貰うと手書きのほうが嬉しい(私は個人的にはどうでも良いが)のに、パソコンを使ってみたくてこぞってパソコンで作成する。そんな感じ。
iPadも、電話としては公称バッテリー10時間では待ち受けになど使えず、かけるだけの公衆電話もどき。skypeっぽくマイクとイヤホンで電話するのは良いとしても、受けられないのでは携帯を持っていないのとたいして変わりません。
電子書籍は確かに便利かもしれないけれど、重さは780グラム、大きさを考えると普通にハードカバーを買っても同じ気がします。ただし、本棚問題は大幅に解決します。電子書籍の一番のメリットは本棚問題でしょう。
G3モデル以外は、自宅で週刊誌とか落としてから電車で読んだりするんでしょうかね。移動時間の有効活用だったら、落とすのも移動中じゃないと物足りないでしょうに。
週刊アスキーでは「フォトフレームにしてみよう」なんて記事が載る始末です。もっと安くて使い勝手の良いフォトフレームがいくらでも売られているのに、わざわざiPadを使う意味が分かりません。フォトフレームなんて置いておくだけのものに、タッチパッドの必要性は無いし。
HDDは多くても64Gですから、iPodのほうが容量が圧倒的に多い。性能を無視すれば、大きくて駆動時間も短いのに容量が小さいという、メタボそのものです。
iPhoneが一回り大きくなりました的な物でもなければメインマシンとして使えるわけでもない。あっちもこっちも中途半端な、それがiPadという認識に私はなりました。
それでも気になる。あと1年後に再検討……つまり、Ause Eee Padが発売されたときにどれだけ先を行っているか、便利を強調できるものになっているかでAppleが勝つかWin系列に持っていかれるか決まると思う。
いや私は断然Apple派ですが。XPの延長サポートは2014年までですから、とりあえず手元のでるでる君(2004年購入)で2012年くらいまでは粘りたい。
購入された皆さんには敬意を表します。本当に。後からついていくだけの卑怯な私とは違うのだから。