名探偵コナン映画「天空の難破船」

 本日、無料チケットが手に入ったので「天空の難破船」を観て来ました。今日18時からのテレビで怪盗キッドが番組ジャックをし、キッド誕生秘話をやっていたのですがジムへ行ってしまったので観られませんでした。まあでも、『まじっく快斗』を読んでいれば分かる程度の内容だろうと思われます。
 全体としては、平次と和葉はいつもラブラブでほのぼので可愛いなあとか、エンディングの映像はカラオケで観るような感じだなあとか、そんなものです。
 詳しくはネタバレなので続きへ。とりあえず、映画館のガラガラ振りに驚いた。大丈夫かキネカ大森。

 TRICKのチラシが昔の映画風味で面白かったので貰ってきました。観に行く気はありません。以前観た予告で、松平健氏の乗馬シーンはさすがにカッコいいな普通に上様だな着物じゃないけど、と思ってそれは面白かったですけど。
『やさしい嘘と贈り物』はちょっと観たい。銀座なら上映中。あとは6月に渋谷か……横浜は港北ニュータウンのみ。どこも遠いのでよし行くぞという気になれません。こういうわりと普通のラブストーリーを観ると知ると友人たちは一様に驚く。何故だ。

 映画とはまったく関係ないですが、なんだかうんざりしたので一言述べておきます。
 読者の大半が男性だと思われる雑誌の広告は、女性を商品化しているものが多い。商品化した女性に男は飛びつくという前提の広告製作者の考えは、消費者としての男を馬鹿にしているようでとても不愉快になる。

 映画では黒服の男たちが絡んでくることが多いのでちょっと期待していましたが、それは全然無関係でした。バイオテロという題材はいまどきだなという感じ。
 謎というほどの謎がどこにもない。ネタ切れなのでしょうか。あえて言えば「誰が犯人か」というフーダニットの物語なのでしょう。その答えは中途半端なオリエント急行(笑)
 飛行船の外側でのアクションが結構あるのですが、もっと風がすごく強く吹き付けていて大変だと思うのですよ。コナンくんなんかあっさり飛ばされると思います。ぽっけに手を突っ込んで立ってなんていられないよ。
 飛行船から放り出されたコナンを助けるためにすぐキッドも飛行船から飛び降りるのですが、通常なら追いつかないでしょう。いくらコナンくんのほうが軽くて空気抵抗で落ちるスピードが遅かったとしても。そのシーンでキッドがルパン三世みたいに空中を泳いでいたのが笑えました。
 キッドは、蘭に「泥棒が盗むのは物だけではない」と手の甲にキスをしていて、それはカリオストロの「あなたの心です」を思い出させたので狙っていたのかもしれません。
 大阪や奈良の上空からの映像は綺麗でした。大阪の街は良く知りませんが、グリコの前で電話する平次とか、場所を知っていれば面白かったのだろうと思います。あと、毛利探偵が白いジャケットだったので、それは京都の別の探偵の服装ですよという気持ちになりました。
 途中で出てきた大阪府警のおふたりさんが、最後にまた出てきて「一件落着やなあ」と満足そうに言ってましたが、お前ら何もしてねえだろとツッコミ入れざるをえません。また、避難を渋る住職への警官(に化けた連中)の台詞、「ほとけさんは感染しはりません」に笑いました。
 何が面白かったというわけでもないですが、テレビでやったらまた観ちゃうんだろうな。

2010.04.24 Saturday 20:23| - | - |