出したらしまえ

 読売新聞の社説で、ライターに安全装置が必要だという話が大真面目にされていたので、馬鹿だと思いました。ライターの事故は0歳から4歳の子どものいたずらが多いから、安全装置が有効だって。アメリカはすでにそうなっているって。
 そんな赤ん坊の手の届くところにライターを置いておく危機管理意識が問題なのではないのですか? 非常にナンセンスな議論に感じます。4歳の子だったら、床から1650mmくらいの位置より上に置いておけば、まず手は届かないでしょう。0歳児だったらますます、床にでも無い限り手に取れないはずです。そこらに危険物を転がしといて、火事だの死んだの騒ぐなんて、単なる管理不行き届きだっつーの。バス停で並んでいたら隣にいたおじさんの煙草の火が髪について焦げたなんて話とはわけが違うでしょう。それだって多少は自己防衛できます。あの時私は思った。腰より長い髪は結うべきだと。
 チャッカマンには安全装置がありますが、昔ながらのライターより点けるのは簡単で、その安全装置だってすぐに外せます。それは5歳以上の子どもにはちょっとした足止めにはなるでしょうが、外すことに夢中になる可能性もあります。
 包丁を出しっぱなしにしないのと同じで、ライターもきちんと高い位置にある引き出しにでも、いちいちしまえば良いのです。やるべきことをやらないで他人のせいにするな。
 子どもの頃、クリスマスの飾りみたいな電気で光る蝋燭もどきを仏壇で見たときも失笑したけど、それに似た滑稽さを感じます。だいたい、煙草と仏壇以外に日常生活でライターを使う用途を思いつかないのですが、あ、壊れたボールペンの先をあぶったり、とげが刺さったとき縫い針とかで指をつつく前にライターで消毒代わりにあぶったりはするな、でもそんなものでしょう、使ったものはすぐ片付けるという小学校で口すっぱく言われることを守れば良いだけの話としか思えません。責任転嫁も甚だしい。
 そのうち、紙は手を切る可能性があって危険だから新聞なんてもってのほか、みたいなことになるかもしれないと思うと、へそで茶が沸きます。

 なんでこの値段なのか全然分からないのですが、今日の散髪は4500円でした。以前は4000円ぽっきりか、4200円かだったのに。基本料金+技術料(美容師のランクによって違う)に対して指名すると何割引、という計算方法みたいです。いつもカットしかしないのに、時々料金が違うのがミステリー。
 2008.06.23にも料金に疑問を持った記事を書いていますが、もう彼以外に髪を触らせたくないくらい、気に入っている美容師なのであえて訊かないのです。でも気になる。

2010.04.11 Sunday 14:07| - | - |