くじけたこころ

 心が折れるという表現をここ数年よく見かけますが、私のイメージだと心は柔らかい材質なので、折れるという表現がそぐわない気がしてなりません。
 味噌が折れるとか、生クリームが折れるとか、そういう違和感があります。布製品が折りたたまれた状態になることはあっても、ポッキリという感じはしないのと同じです。ちょっとしわになっても、アイロンかけりゃ大丈夫でしょう。そういう感じ。
 折れることでダメージを受ける、と私が認識しているのは、刀剣類とか、箸とか、植物の茎とか幹とか枝とか、鉛筆とか、硬くて長細くてもしかしたら尖っているかもしれないようなものばかりです。
 ということは、「心が折れる」という表現で自分へのダメージを表現するひとの心は、硬くて細長くてもしかしたら尖っているのでしょうか。それはそれでなんかスゴイな。柔軟性に富んだ、わりと不定形なものをイメージしている私の心とはまるで別物のように感じます。
 心は練り消しみたいに汚れてちぎれて乾燥してぼろぼろになってしまうものであって、ポキンと綺麗に折れて骨みたいにそこそこ元通りに修復可能なものだとは思えない。あっという間に捨てる寸前の台所用スポンジみたいな状態になって死ぬまでそのまんまって感じです。
 あ、ドラクエの「くじけぬこころ」はなんかこう、陶器かガラス製品みたいなイメージなので、砕けるとか割れるとかは納得出来ます。でもやっぱり、折れるじゃないな。

 本日予定されていた2010 東京・荒川市民マラソン in ITABASHIは、強風のため中止になりました。それで、その人出を見込んでいたコース沿いのコンビニが発注しすぎ状態になりまして、おにぎり2個で150円とか、そういうたたき売りをしていました。こういう補償ってどこからも出ないでしょう。気の毒な話です。
 お高いおにぎりも全部2個で150円だったので、残っているのは、おかかとかシーチキンとかわりと安めのものばかりでした。お弁当も山積みでしたが……アレ、売れたのかなあ。他人事ながら心配になってしまいます。買わなかったけど。様子見で2軒しか覗いていませんが、他にも似たような目に遭ったお店があるのだろうと思われます。

 子どもの頃の、私のおおいなる誤解。
 千代田区には皇居しか無いと思ってた。
 首都高速は都内にしか無いと思ってた。
 東京を特別視し過ぎ(笑)

2010.03.21 Sunday 19:56| - | - |