かけないでください
駅の階段に「危険ですからかけないでください」とありまして、それが私は「走るな」という意味だと思ったのですが、「座るな」という意味ではないかと友人が言い出しまして、馬鹿みたいに二時間半ほど議論しておりました。結論としては、両方なんじゃね?ということで我々のなかでは落ち着きました。
また、どちらの解釈が適しているかと言うことだけではなくて、「走る」と「駆ける」はどちらがより疾走感があるかとか、「かけっこ」以外で「駆ける」を使うのはどんなときかとか、「時をかける少女」が「時を走る少女」だったらマヌケだよなとか、ギャロップとキャンターはどっちがどっちだろうとか、話は広がりまくりでした。「駈歩」がキャンターなんですけど、あれって見た目どうよ、とか。
よくよく考えたら彼は私とそんなどうでもいい議論をする前に仕上げたはずの博士論文の、発覚してしまった致命的な部分と言うのを直すべきだったんでないかと、悪いことしたなあといまさら思っています。今度『魍魎の匣』を一緒に観に行くので、そのときメシでも奢ってやろうかね。
ブット氏暗殺でパキスタンはたいへんなことになっていますが、私はネパールが共和制に移行したこともたいへんなことだと思っています。凄いよ。凄すぎる。日本だってイギリスだって、いまだに君主をかかげよりどころとしているのに。絶対君主制になったのだって数年前なのに。その前は立憲君主制だったけど。思い切ったなあ……王朝は変われどずっと王が支配していたのに。
王がいるせいでああだこうだともめるくらいなら、いっそ要らないよ!ということになったのでしょうが、それにしても。ただ、グダグダなこの調子だとまた王制があっさり復活したり、議会がまた止まったり、振幅が激しい気もします。
今日は会社の大掃除でした。高いところは怖い、という男性社員が多いため、何故か私が二階にある食堂の窓をひたすら拭いていました。蛍光灯の取り外しとカサの拭き掃除は、私は背が低いので無理だから頼むと言ったら、「脚立持ってくるよ!」だって。良いけどさ。
仕方ないので、彼らには机と椅子の拭き掃除と、床の掃き掃除を頼んだところ、非常に熱心にやってくれました。最後は、途中で疲れて腕の上がらなくなった私の代わりに蛍光灯を取り付けてくれたし。
おまけに、「エスタークが倒せねえんだよ」とぶつぶつ言ったら、「アストロン使ったほうがいいよ」とヒントをくれまして、そうかそうかと帰りの電車でさっそくやってみたところ、わりと順調に倒せました。なーんだ、という気分です。
ま、途中でクリフトがちからつきたときはまたダメか!と思いましたがね。