戦略的敗北
今年のバレンタインは、お返しをくれる男性社員に配慮して、お返しは全員共同出資でひとつくれれば良いと交渉した―――この時点でかなりおかしいがそれは今は論じない―――のですが、10数名が共同で何かを用意するのが面倒だったらしく、今年もそれぞれがそれぞれ色々くれました。
例えば女子社員が2名で、男性が10名としましょうか。この場合、2名がそれぞれ渡すのではなく、2名で10人分を用意するので、男性はひとりひとつしかもらえないわけです。しかし、これまで男性からは、10名がそれぞれ2名分を用意していました。それだと負担が大きいだろうと親切心で全員で2名分で良いからね―――繰り返しますがお返しは任意のはずなのにこちらから指示しているのは非常におかしい―――と申し出たにも関わらず、結局男性10名の出費は変わりませんでした。しかも、お返しに気を遣わないようにという話を真に受けた数名は、しまった用意していない! と泡を食っていました。可哀想に、きっと今週末買い物をして月曜に持ってくるのでしょう。
こちらはお互い機械的ならと、わざわざお店でこのひとにはこれと選んだりもせず、ネットで一括購入したってのに。
女性と男性の考え方の違いなのか、少数と多数という人数の違いなのか、原因は分かりませんが、同僚が言い出した今年の作戦は失敗だったと言えましょう。機械的に配布したことで女性は出費も手間も軽減されたのに、なんだか配給を受けたような素っ気無さを味わった男性の手間と出費は変化ナシですから、むしろ昨年までより状況は悪化したと判断出来ます。
だから思い切って廃止すりゃ良いのによ。
本日は何故かALBERIに連れて行かれました。本当はトレッサ横浜にあるセントラル大倉山店に行く予定だったのですが、行ったら定休日だったのです。彼氏がトレッサのセントラルに行くというので車に同乗して行っただけなので、私はあーあと思っただけでしたが、都内からわざわざ来た彼はふてくされていました。確認しろよ。
それでふてくされた彼が、近くにお菓子屋さんがあるから行こうと、アルベリに行きました。私はアルベリという企業は知っていました(「赤いくつの詩」というサブレが有名というかそれしかバイト先では扱ってなかった)が、場所は知らなかったので、おおこんなところに、と思ってちょっと楽しくなりました。
店先に10人ばかり並んでおり、繁盛しているなあと思いましたが、列が全然進まないので一体なんだろう、と思っているうちに整理券が配られ、わけも分からずに350円お釣りの無いようにとお店のひとに言われて慌てて用意しながら、このまま怪しい壷でも買わされるんじゃないかと思いました。近くの中学校が卒業式だったようで、胸に黄色い花をつけた子どもらが呆れた表情で並んでいるおばちゃん連中を見ていました。若いひといなくて不思議だったんですが、今日は平日なのでした。
結局、ロールケーキの切り落とし(たぶん格安)販売でした。350円でロールケーキ一本分くらいはありそうです。13時ころから数量限定お一人様一点のみというのを、順番が来るちょっと前に知りまして、じゃあ普通にロールケーキとかクッキー買うだけだったら15分も並ばないですんだのか! この流れで切り落とし要らないって言えない! と思いながら、はい、ふたりとも買いました。
彼は、職場の女性にお返しだと言って300円のパウンドケーキをいくつか買っていました。私にはとくに何もありませんでしたが、賞味期限切れのラスクがもしかしたらそれだったのかなあ、それならそれで良いのだがはっきり言ってくれないと、と判断出来ない状態です。3月場所の番付表ももらったのですが……あ、私が一年くらい前から注目している隠岐の海が新入幕でして、たいへん楽しみにしております。
14日は女性の友人と『ハート・ロッカー』です。22日は友人の経済学者と『シャーロック・ホームズ』ですが、『フィリップ、きみを愛してる!』も観たいので、ホームズと続けて観ないか提案してみようかと考え中です。