ブルーフィルム

　カンロのはちみつレモンCのど飴の袋の裏側に「キャンディがのどにつまらないように、ゆっくりお召し上がりください」とあるすぐ下に「開封後はお早めにお召し上がりください」と書いてあります。
　母校その1で所属していた研究室の教授の退職パーティーをやるから実行委員よろしくと助手の先生(私の指導教員だった恩人)から計画書が送られてきました。名前が……間違ってます……先生……！

　少し不思議なビデオを観たい。観たいったら観たい。
　彼氏がおすすめの映画とかないかツタヤで100円で借りるのだと言ってきたので、藤子・F・不二雄のSFを観たらと言ってみました。DVD化されていないのを知っていながら。彼はどうもわりと普通の古い映画を全然観ていないようなので―――「大脱走」と「サウンド・オブ・ミュージック」は別物だってば―――片っ端から借りてもハズレは無いだろうから私に訊く必要は無いと思うのですが。
　とりあえず自分が観てみたい映画が思い浮かばなかったので、子どものころに観て、思い入れのある『藤子・F・不二雄のSukoshi(すこし) Fushigi(ふしぎ)もの語り―少年SF短編集・異色短編集より』 を提案しました。映画じゃないじゃん、とは彼もツッコミをいれてきませんでした。私は『気楽に殺ろうよ』 あたりが一番好きです。小学生のとき、父にねだって何度も借りてきてもらいました。懐かしい。
　実は実写版もありますが、観たことはありません。
　どうにもマニア過ぎると彼に呆れられました。普通だよ！　たぶん。