嘘つきめ!
同僚の結婚式と披露宴に参加してきました。新郎新婦ともに同じ部署です。その披露宴で、新郎新婦の生い立ちやら最近の思い出までが写真で紹介されたのですが、そのとき、今年の1月に参加したママチャリグランプリの記念写真がありました。
私はとてもとても不愉快になりました。
10月の終わりごろ、新郎がママチャリの集合写真データを欲しいと参加者のひとりに頼んでいました。その場に居合わせた私が、何故今更欲しがるのかと怪訝に思って訊きましたら、「見てみたいだけっす」という返事でした。ふーん、と思ってそれ以上は追求しませんでしたが、その写真が使われていたのです。
嘘つき! 見損なった!
もし、使うことが決定ではなく候補のうちの一枚に過ぎないとしても、それはもう「見たいだけ」の範疇を超えているでしょう。サプライズ目的で隠していたのだとしたら、肖像権の侵害とも言えます。
嘘つきー!
正直、私は結婚式だのああいうので自分が映っている写真や映像が使われるのは好みません。今日は他にも、式や披露宴の間に撮ったビデオを最後にちょっと編集したものが流されていました。それもけっこう不愉快でした。でもそれは「やられた……」と思うくらいですが、事前に訊いたのに嘘をつかれたのはやられ過ぎです。
ウェルカムボードで新婦の同期である私が映った写真が使われていたのもちょっとむっとしましたが、おめでたい席だしありがちなことだから気にしないようにと自らに言い聞かせたのに、嘘発覚では何もかも不愉快です。
もし、事前に一言あれば、嫌だけどふたりがそうしたいなら止めない、我慢すると承諾して、そういう心積もりで参加できるのに、当日いきなり見せられてしかも嘘をつかれていたのでは許しようがありません。年単位で恨み続けるでしょう。
まあ、そのほかは、ご飯美味しかったし、つまらない余興も無かったし、会場は禁煙じゃなかったけど灰皿が無かったので自然と禁煙ムードでしたから、面白く過ごしました。わりとギャルな新婦の友人が全員見事にものすごく濃い化粧で服装も似ていたのが一番面白かったです。あと、神父さんが超ニコニコ顔で感じの良いひとだったので、楽しかったです。
感激屋の新婦が泣いてばかりで感動を演出したいであろう式場側としては最高だったのではないでしょうか。
そうそう、新婦の友人からの手紙で「幸せになってね」発言がありました。常々「幸せになってね、は現状幸せでないのが前提なので、他人を勝手に不幸だと決め付けていて失礼である」と思っている私は、今日も「あーあ、大親友(自称)に不幸烙印押されちゃってるよー」と思いました。
もうひとつ、新郎の母親の黒い留袖、帯が普通の二重太鼓ではなくて、ちょっと変わっていました。あれすごくおしゃれ! よく見ないと分からないあたりが憎い。さりげなくてでも確実に普通の二重太鼓とは差別化が図れている。面白い。どうやるんだろう。気になりますが、訊いてくるのを忘れました。