青森の林檎のお菓子
かなりどうでも良い話ですが、青森の林檎のお菓子は美味いなあと常々思っているので語りまくります。各社の回し者ではありません。純粋にファンなだけです。
まずはラグノオ。
ラグノオの「津軽」は美味い! これまでもラグノオのお菓子は美味い美味いと思っていましたが、「津軽」も私の中で大ヒットです。美味い。この、あんまりさくっとしていない、ちょっと湿気ているんじゃないかという食感としつこくない林檎の味が良いのです。林檎の繊維が入っていまして、甘さ控えめなのにちゃんと林檎味。美味い。「津軽」は太宰治生誕100年記念商品なので、姿を消す可能性があり、私としては非常に惜しいと思ってしまいます。
林檎ファイバー入りクッキーは、板柳町りんごワークのアップルファイバークッキーが一番と思っていましたが、漂う林檎風味の上品な感じを味わうなら「津軽」です。林檎の味をより楽しめるのはりんごワークですけれども。果肉チップ入りがやたら美味いのです。
りんごワークはジャムも美味いしジュースも美味い。パッケージもわりとお洒落。RINGOWORKのロゴが可愛い。アオレンも大好きですが、一味違った美味しさです。普通に飲むならアオレンのいわゆるねぶたジュースですが、ちょっと一口、というときはシャイニーの金か銀がこってりしていて美味しいです。もうね、果汁100%のりんごジュースしか飲まない、というかアオレンのねぶたジュースかシャイニーの金や銀しか飲まない生活をしていると、なっちゃんとかファンタとか不味すぎて飲めない。病院で出た鉄分追加のりんごジュースなんか、林檎の風味をつけたただの砂糖水にしか思えませんでした。あれは不味い。お前にりんごジュースを名乗る資格は無い! と思った。
ラグノオのお菓子はパティシエのりんごスティックもおすすめですが、わりと普通のパウンドケーキもとても美味しいです。普通のケーキもまあまあ美味い。
おきな屋の薄紅も美味い! これは林檎を砂糖漬けにしてあるお菓子なのですが、大きさを揃えるためにひとつの紅玉から数枚しか作られないちょいと贅沢なお菓子でして、貧乏人は躊躇してしまうお値段です。青森県内のお土産屋さんとか、神奈川や都内のちょっとした物産展ではあんまり売っていないあたりにも高級感が漂う。友人の経済学者と飯田橋のアンテナショップに行った折、彼がひとつ購入してお店の外のベンチでかじったところ、あまりの美味さにお店へ戻って数枚追加購入してしまった一品であります。
アップルスナックも捨てがたい。ジョナゴールド、王林、季節限定の紅玉と、味の違うあたりが憎いお菓子ですが、薄紅よりもはるかに庶民的でお値段は手ごろ。安いと380円くらいで手に入ります。
あれもこれも食べたくなってきたのに、現在私の手元にあるいかにも青森な感じのお菓子は八戸屋の生まれて墨ませんべいだけです。ええ、太宰治の、イカ墨せんべいです……太宰治の紹介がパッケージの裏にされているのですが、かなり偏ったというか一方的な文章でしてものすごくおかしいです。誰かしら青春の一時期、太宰にのめり込み夢中になるが、公言はしない。
なんて言い切れるか? 「苦悩」は意外と満腹感で薄まります。
は多少共感できますが美味しく解決
出来るかどうかは別問題。いやせんべいは軽くて確かに美味しいですよ。そうそう、太宰関連では走れメロンパンというのもあるのですが、メロンパンは嫌いなので食べたことがありません。もちろん、斜羊羹も食べてません。あんこ嫌いなので。