電子投票

 今朝ニッポン放送で、電子投票が進まないのは、政治家は名前を覚えてもらうよう頑張っているのだから、ピっとそれだけじゃたまったものじゃないと思っているからだという話がありました。それで私が私ってどこまで馬鹿なんだろうと思ったのが、「告示された時点で候補者の名前は分かっているのだから、投票用紙に候補者の名前を書いておいて○つけるだけにすればいい」という主旨の発言をきいて目からうろこだと思ったことです。そうだよねえ、裁判官なんかそうなっているものねえ。「どうせ印刷はするんだし」とも言っていてまったくそのとおりだと思いました。書き間違いの無効票も減るしねえ。
 子どもの頃から選挙で名前は書くもんだと疑問を持ってませんでしたが、そりゃそうだ。○つけ方式のほうがよほど集計も楽じゃないか。よくよく思い出せば、児童会の選挙は○つけ方式だったじゃないか。
 そんなことで驚いているなんて本当に私は考えの足りない女だなあと、実感したのでした。
 で、電子投票ですが、本当は広がればいいと思っていますけれども、自分の自治体で電子投票が実施されたときのことを思い出すと、なんとも信用できないと思ってしまいます。係員の操作が非常にアヤしかったのです、私が行った投票所は。
 ずいぶん前の日記に書いたので、ご存知の方は少ない(と言うかいない)と思いますが、電子投票のゼロ票確認とはどんなもんだろうと朝一番で行ったとき、初めてその機械を見た私が「ここを押すんじゃないですか」と思わず口を出すほどの操作のたどたどしさですよ。そんな口を出すのも不正っぽくて嫌だったのですが、この調子じゃ投票が開始する前に日が暮れる(朝7時だったけど)と思ったら言っちゃってました。呆れる前になかなか投票開始できない事態に単なる一番乗り市民の私まで焦ってしまいました。段取りも悪くて、なんかもう……
 電子投票を研究しているという学生が出口調査をしていて、男前だったことのもかなり印象深いですが、それはどうでもいいです。
 暗号化とか費用とか、問題はたくさんありますが、実際の操作をちゃんとできるかどうか、目に見える部分なだけに気になるところです。国政選挙ともなれば、導入する機器類の数も膨大ですし、それを扱う研修も大変でしょう。地方選挙だけなら、何箇所かの自治体で順番に使うということが出来ますけれども。
 もし経費削減目的や開票作業が大変だから電子投票という流れならば、前回横浜市が試した翌日開票というものも、考えても良いと思います。その分通常業務は滞りますが、予定されているのだから調整しておけば良いし、そんなに無理して当日開票する必要性を私は感じません。徹夜して電気消費して……次の日では何故ダメなのか、こないだも明確な反論はなかったように記憶していますが、スピードを求めるのに電子投票は嫌、なんてのはただの我侭でしょう。夜は寝ようぜ。

 このところ、拍手を多くいただくのですが、放置もいいところなのに……仕事と学校とその他色々で忙しく、休み時間にミッフィのハンドパペットを片手に自分で自分に話しかけて自分を労っているという壊れかけ状態なので、拍手が嬉しくて仕方ありません。ああ、誰かが私を!みたいな。ありがとうございます!

2007.12.07 Friday 00:43| comments (0) | trackbacks (0) |