一昨日の文科省の視察

 お役人は固いと思っていましたが、今後はちょっと考えを改めます。気さくなおじさんたち(失礼)でした。
 最初、扉のガラスから見えたのが教授だったので、その道では大変偉い先生なのですが、ずうずうしい私はひらひらと手を振って、遠慮なく(ノックはしたけど)扉を開けたところ、文科省の皆様の視線がババっと集まり、そんなに集合しているとは予想していなかったためややうろたえました。
 でも、あまり態度に出なかったらしく、物怖じしない子だと認識されたようです。子って年じゃないけど。
 交流会では、初めて会う若い男性(同い年か向こうのほうが若い)がいらっしゃいまして、正直、あの大学で若い男性にお目にかかったのは約1年ぶりでしたので、そのほうが緊張しました。それを言ったら笑われました。だって会う男性って、30半ばの教員ふたりを除いたら、40から上しかいないもの。
 文科省の方も、実は現在放送大学で学生をやっているそうで、一夜漬けで試験勉強、とかお偉方のはずなのに妙に小市民でした。口合わせているだけかも?

 話題に出たのは、eラーニングの長所・短所、ひとりで勉強すると言うことについて、どんなとき孤独を感じるか、何が悩みか、そんな内容でした。
 課題の話とか、雑談はたまにすることはあっても、真面目に大学のシステムのことや学習に対する思いを聞くことは少ないので大変刺激になりました。他の学生さんはもちろん、履修していない科目の先生方や理事長など、普段接することの無い方と話が出来るのが交流会の良いところです。
 図書館関係の先生が、日本人はやはり内気で遠慮がちだから、質問は? と聞いても、面と向かっては発言してこないけれど、チャットだと発言し易いらしく、対面よりも活気があると仰ってました。
 それは私も思います。質問は? と聞かれたときは良いですが、そうでなく疑問を持ったとき、先生の話をさえぎるのが申し訳ないし、私が疑問なだけで他の学生は皆理解しているのかもしれないし、と思うとなかなか質問できません。しかし、チャットだと先生が自分のタイミングで質問を読んで答えてくれるので、ありがたいシステムだと思いました。ただ、私はたいてい大学に出向いて教室で対面なので、チャットで盛り上がるほかの学生さんたちとの一体感が無くて寂しいです。

 文科省の方の話も、先生方の話も、熱かったですが、学生の話も、皆こういうのに参加するだけあってモチベーションが高く、文科省の方が驚くほどでした。引っ込み思案な方はやはりこういう集まりには参加しにくいようで、でもROMが多かったのは、それなりに関心や興味があるからだと思います。
 社会人学生、主婦学生は、普通の大学と違ってなんとなく入学した方が殆どいないため、目的意識もあり、実に意欲的な方ばかりです。仕事が忙しく、辛いときもありますが、頑張ろうという気になりました。
 来週またいつもの交流会があります。先生方4人と。誰か来ないかなあ。

2006.01.28 Saturday 00:05| comments (0) | trackbacks (0) |