11:05くらいにちらっと
右下が7割くらい欠けた太陽を拝めました。見事な曇天だったので、太陽はどこよ? と目を凝らしていると、あ! なんか三日月みたいなのが! と肉眼で確認(笑)
写真を撮りたかったのですけど、15分くらいサボってみても全然雲の切れ間が出てこなくてダメでした。こんな天気でも多少は観測出来たのですから、20日も面倒がらずに横浜港で帆船の帆が開くのを観に行けば良かったと思いました。
でも面白かったです。木漏れ日どころか肉眼だったし写真も撮れなかったけど、満足!
でね、12:45くらいからいきなり晴れました。遅いよ(笑)
などと私が騒いだところで、当の地球やら太陽やら月やらにとっては、単なる周回運動の途中の一瞬でしかないわけで、たまたまそういう並びになったというだけの、意図も目的も何もありゃしないのです。時計の長針と短針が重なるときがあるのと同じですから。
まさに観測者ありきの問題であり、誰も気がつかなければ無かったのと同じです。ただの偶然を、とんでもない一大事のように表現するのだから天文学ってのはスゴイよな。稀有ではあるかもしれないけど、一大事じゃないよな。だってそういう動きをしている以上、重なるときは必ずあるんだもん。
まあ、天体望遠鏡を持っているくらいには好きなんだけど。
日蝕といえば、聖闘士聖矢のハーデス編の最後のほうで、冥王ハーデスの力で日蝕が起きている、愚かな人間どもは単なる日蝕だと思っているだろうが永遠の日蝕なのだと、ゴゴゴゴゴゴゴゴとやってました(コミックス25巻)が、部分日蝕の状態を肉眼で観察できるわけ無いじゃんと子ども心に興醒めした記憶があります。聖闘士聖矢にそんなところでリアリティを求めちゃいけないのに。
もしハーデスの力で皆既日蝕が起こり、そのまま太陽系の惑星がすべて一直線に並ぶ状態が維持されるとしましょう。これを作中ではグレイテスト・エクリップス(偉大なる日食)と表現していました。それは良い。一直線に並ぶことも無くはない。軌道はほとんど水平だし。冥王星は微妙。いろんな意味で。
私の怪しい地学の知識を基に考えると、つまり、惑星の公転周期がすべて同じになるわけですよね、一直線のままってことは。一番太陽に近い水星は、87日23.3時間らしいですから、もし地球がこれに合わせられるなら一年は約88日になるわけです。冥王星なんか公転周期247.74年が88日になっちゃうの。あ、現在は冥王星は惑星ではないことになっていますが、連載していたときは惑星だったから含めておきます。
さて、地球の公転周期が88日になるということは、単純計算で速度が4倍くらいになるということです。もし一気に公転の速度が上がったら、大気は吹き飛ぶんじゃないかと思うのよ。死の世界にしたいのだからそれで良いのかなあ。
それとも公転もしなくなるのかなあ。急に止まっても自転が止まらなければ、みんなしてつんのめったりはしないのかなあ。わからん。
難しいね物理。
突然ですが、安美錦を語りたいので語ります。今日の上位の取組からそういう気持ちになったのではなくて、一昨日からウズウズしてたの!
といわけで安美錦は続きに。
安美錦は高卒後角界入りをしていて、安壮富士とは兄弟なのにあんまりその話題は出ない。若貴とか逆鉾と寺尾とか(鶴ヶ峰もね!)、小城ノ花と小城錦とか、昔は兄弟だと話題になったものですが。
私が安美錦についてスゲエと思うのは、公式ブログ(http://blog.goo.ne.jp/aminishiki)が面白いというかおかしいというかそんなことではなくてですね、珍しい決まり手が多いとか、貴乃花の最後の取組相手だとかそのあたりでもなくて、高卒後生涯戦績76場所のうち、10日しか休場していないところです。自己管理がきっちりされているのでしょう。
琴ノ若なんて生涯戦績130場所100休なのにね。休まない印象のあった霧島だって127場所40休ですから、安美錦は本当に休まない。豊真将もすごいと思うけどね。彼は日大相撲部を感染症を悪化させて退部、その後再起して日大を退学し新弟子の年齢制限ギリギリで入門、前相撲から上がってきた苦労人にも関わらず生涯戦績33場所で休場は15日だもの。もうほんと、錣山親方がマイク切り忘れて放送席でブツブツ言っちゃうのも仕方が無い。
豊真将は何をするにも丁寧で良いですね。いや、語りたいのは安美錦でした。彼は何事も卒が無く、もう安治川も取得している抜け目の無さです。いやこれ褒めてますよ。インタビューで冗談が上手いのも肝心なことに答えないのも本当に見事だと思う。褒めてますよ!
取り口は堅実で小技も豊富で足も使える、落ち着いた寄り、正直なところ地味ですがとにかく上手いと思う力士です。間合いの取り方が本当に上手い。出し投げのタイミングも絶妙です。霧島に迫る出し投げの上手さだと思います。個人的は毎場所技能賞。
圧倒的な強さは無いけれど、何気なく見える所作も全て計算ずくのようで、いつもいつもとにかく渋い相撲を取る、目の離せないひとです。