横須賀市長選

 28日に行われた、任期満了に伴う神奈川県横須賀市長選ですが、小泉元首相の地盤であるにも関わらず、与野党推薦の現職が落選し、無所属新人の吉田氏(33歳)が初当選しました。小泉氏は3回も応援に入った全面支援でしたが、約4000票の差がつきました。
 私がこの選挙に関してスゲエと思ったのは、先週の半ばに、28歳にして投票経験の無い同僚が「今回の市長選には思うところがあるので、是非投票に行きたいのだけど、行ったことがないからよく分からない」と社内の横須賀市民に選挙の仕組みから教えてもらっていたことです。あの郵政選挙ですら棄権した、小泉氏が自分の選挙区の代表だということも知らなかった彼女がです。
 郵政選挙では「投票しても意味無さそう、これってひともいないし」と棄権していましたが、今回市長選で嬉し恥ずかし初体験をしたそうです。うん、鉛筆は持って行かなくて良いんだよ。
 投票所の場所すら知らない彼女が行動を起こすほどの選挙は、投票率45.22%(前回40.19%、前々回33.95%)、総選挙を前にしかも小泉氏のお膝元で、となかなか興味深く思っていましたが、現職が落選という与野党どちらもガッカリな結果でした。
 与野党相乗りでは明確な色を打ち出せなかったのでしょう。増えた約5%がみんな新人に投票したわけないけれど、市民が現状に対してアウトの判定を下したのだろうと思います。空母ジョージワシントンの配備に関して、現職は対応がまずかった印象があります。現状打破が望まれているということではないでしょうか。
 とりあえず「投票しても意味無さそう、これってひともいないし」ではなく、自分が投票することで変わるかもしれないと思い行動した、彼女の意識の変化を私は喜びたい。総選挙はまたそのときの気分だそうですけど。

 そういえば、母校その1で、卒業した学科の式典やら何やらがあるらしいのですが、その案内の封書が私には届いているのに、同級生である私の彼氏には届いていないそうです。所属研究室が違うことと彼が修士であることを考慮し、発送時期が違うのではないかと思いましたが、参加不参加の返送期限が迫っても彼の実家にも届かないため、彼が「振り込め詐欺だ」と主張するので大学に問い合わせてみたところ、詐欺ではないことが判明しました。彼は単純に仲間はずれにされているだけのようです。
 当たり前ですが名乗ったうえに所属研究室まで明かしてしまいましたので、行かないわけにはいかない感じになってまいりました。いちまんえんか……しかし私の敬愛する先生の講演があるようなので、その代金だということで納得しよう、かな。ボーナスが出たら(出るのか?)だな……返送期限は過ぎてしまうが勘弁してもらおう。
 しかし、実家も引っ越していなければ、いまだに研究室の忘年会に顔を出すこともある彼に案内が来ないのは、とても不思議です。私なんか数年前に余っていたビール券を送りつけて以来、年賀状しかやりとりしていないのに。

2009.06.30 Tuesday 22:23| comments (0) | trackbacks (0) |