実は好きではない
せっかく行ったのに満席だったのがまだ悔しいので、東京洋菓子倶楽部について。
このお店は、10年近く前に、ギタリストの村治佳織さんがはなまるマーケットに出演されたときに「おめざ」として紹介されていたモンブランのお店です。それで村治大好きっ子の友人が、是非行こうと騒ぎまして連れて行かれました。当時、浜町公園の射撃場を利用していたので、その帰りに行きました。
形がちょっと変わっていて、とんがったトマトを逆さに置いたように見えて仕方ありません。どこから食べていいのかいつも迷いますが、中身はふんわりしていて美味しいのです。私は基本的にはモンブランは好きではなくて、友人に連れて行かれたときも不承不承食べたのですが、なんだ美味しいじゃない、と思いました。他のモンブランは相変わらず苦手です。
どんなに勧められても、あんこだったら絶対食べませんでしたが、嫌いだがきみがそこまで言うなら食べようじゃないかと譲歩したあたり、当時から私が彼をとても大切な友人として遇していたことが垣間見えてわが事ながら微笑ましいことです。
今回は家族分、と思ってチーズケーキ等含めて6個買いました。一応、祖父のぶんも買いましたが、糖尿がどうとかで食べられないようです。それで妹が2個食べてました。
弟の誕生日だから買ったのに、ケーキ。
ぽちゃカワ男子、というのが人気なのだとネットに出ていたと同僚に聞きました。ママチャリグランプリに職場の同僚と参戦したとき、私の応援という名目(実際に私がコース上に出ていたとき彼はDSで遊んだり昼寝したりしていて私が走っていることを知らなかった)で富士スピードウェイに同行していた私の彼氏を見たことのある連中から口々に言われました。
「彼氏さん、どちらかというと草食系男子だよね」
「そうですね、覇気無いですから」
「理系男子でもあるよね。工学の院卒なんでしょ?」
「ええ、研究職ですし」
「しかもさあ、ぽちゃカワだよね」
「可愛いかどうかはおいといて、ぽちゃは確かです」
「時代の最先端じゃん!」
「……」
そうだったのか。