日馬富士初優勝!

 昨日は富士山から帰って来てのんびり自宅で相撲観戦した後、帰りの車で遠慮なく寝ていたから体力が残っているような気がして普通にジムへ行ってみたら、今朝になって筋肉痛であちこち大変なことになってます。それでも雨の中、図書館まで散歩がてら行きました。小雨だったので気が向いたら3時間くらい歩こうと思っていましたが、無理でした。たったの1時間程度で息上がっちゃう。ダメだ。相撲を観るために昼寝して体力温存しないと。

 ほんとに寝ました(笑)
 敢闘賞は稀勢の里、技能賞は鶴竜でした。豊響という声もあったそうですが、残念ながら過半数に及ばなかったそうです。
 豊真将、やっと白星です! ここまでの取組でこの日一番の歓声だったんじゃないかと思います。高見盛に負けてない。立会いは悪いし、すぐ腰が伸びちゃって押されっぱなし。ただ、まわしを取ってからはなんとか反撃し始め、嘉風を寄り切りました。勝ち名乗りを受けるときもうすでに泣きそう。花道を引き上げるときもメソメソしてました。花道の奥で錣山親方が、琴欧洲や琴光喜を見守る佐渡ヶ嶽親方よろしく様子をうかがっていたそうです。途中休場するかなと思われた豊真将が毎日土俵に上がっていて、かつての霧島のような哀愁漂う背中でしたけど、今日は大声援を受けていました。
 鶴竜-稀勢の里は見ごたえある一番でした。立会いはお互いに鋭く、休まず攻めた稀勢の里が気迫で勝った感じです。琴奨菊-豪栄道は途中までは豪栄道かと思いましたが、なんであそこまで攻めていて引くかなあ! さし負けですよ。立会いは互角だったのに。
 千代大海-把瑠都、短い取組でしたが執念はすごかった。本日二人目の涙ぐむ力士、大関在位62場所千代大海。立会いかちあげるような右手の張りで、把瑠都の腰が一気に伸びてしまったところを休まず攻めた千代大海、早い動きが売りの彼らしさが出ていたと思います。
 魁皇-琴光喜は、琴光喜の勝ち越しがかかった一番、立会い琴光喜が少し早く当たり、魁皇に下手を取らせなかったのが勝因かな。魁皇が体勢を整える前に寄り切りました。魁皇は相手が格下だったら重くて動かない相手ですが、琴光喜は体格も同じくらいだし力もあるから、踏ん張れずに土俵を割ってしまいましたね。
 昨日勝ってから、目つきが違うように見える琴欧洲が、日馬富士の動きを止めたところでこれは琴欧洲に勝機があるなと思いましたが、思った瞬間にあっさり投げられました。右腕を完全に使えなくしたはずなのに、その右で首投げ。琴欧洲にもっと小技があれば、組み合ってから強引な寄りに移る前に軸足を蹴るくらいしたろうに。そしたら日馬富士も投げを打つバランスを維持できなかったでしょう。この取組を見ていた稀勢の里が、自分の優勝の可能性が消えて、なんだよちくしょーみたいな顔をしたのが可愛かったです。他力本願ならず(笑)
 白鵬-朝青龍は、朝青龍の腰が悪くなければ最後もう少し粘ったと思います。土俵際で足技かけようとしてましたから。立会いは朝青龍が有利に見えましたが、まわしを取らせないうちに攻めきった勢いですね。
 で、本日三人目の涙ぐむ力士は日馬富士でした! 決定戦の立会いは日馬富士の計算どおりという感じでしたね。白鵬にまわしを取らせないうちに足に手をかけての下手投げ。見事でした。モンゴル相撲のひとは足や手を本当に上手く使う。ああいうのは日本の相撲だけしか知らないひとには出来ない。あんまりモンゴル相撲っぽいのばかりなのも嫌ですが、小気味良い足技はアクセントになって良いと思うの。
 表彰式のちょっと前に日馬富士のお母さんが映ってました。とても可愛らしい雰囲気のひとでした。インタビューのときに紹介されて、ちょっと照れた感じの日馬富士とニコニコのお母さんが対照的でした。来場所は綱取りという話も出るでしょう。楽しみです。
 優勝インタビューの途中で中継が終わってしまい、あーくそ9月は千秋楽チケット取ってやる! と思いました。今場所も楽しかったです。関係者の皆さんに深く感謝。

2009.05.24 Sunday 19:42| comments (0) | trackbacks (0) |