朝青龍に土

 締め切りは、歩いて来ない。それは走って来るのだよ。
 昨年まで、私がレポートの締め切りにおたおたしているのを尻目に涼しい顔をしていた私の彼氏ですが、どうやら近頃は会社で論文を書いたり、学会があったりで締め切りに追われているようです。
 ははは。ざまあみろ。

 さて、朝青龍がらしくなくあっさりと土俵を割ったのをご覧になりましたか! あれは立会いがダメでした。タイミングが合わなかったようにも思わないのですが、朝青龍がふわっと、というかふらっと立ったところを一気に攻めたのが勝因でしょう。インタビューの安美錦もあんなうまくいくとは、みたいな感じでした。え、安美錦金星? 三役から落ちていたのねそういえば。こないだ関脇だったのに。
 本日はWooo携帯のワンセグにて玉乃島-日馬富士の大関が登場してきたところから観戦しました。正確に言うと、把瑠都が勝ち名乗りを受けていたあたりですが。日馬富士は危なげなく玉乃島を下したと思います。先場所までの序盤の揺らぎが全然無いです。
 琴欧洲-豪風は、かなり小柄(170cmで舞の海と同じ)な豪風をつかまえようとする琴欧洲(203cm)が、かなり腰を曲げる感じで不安定でした。初日よりはずっとちゃんと足が出ていましたが、なんとか勝っている、という様子です。予想としては明後日あたりが危ないんじゃないかと。
 千代大海-栃煌山は乗っていた電車がトンネル通過中だったので観られませんでした。旭天鵬 -琴光喜は、両差しになったところで勝負を焦った琴光喜が、左右どちらかでもまわしを取っていれば琴光喜の勝ちだったろうに、と残念です。がぶるときに足が出てない感じはありましたが、早い攻めだったので片手でもまわしを取っていれば逃げられず、凌げたと思います。で、あれはどう見ても旭天鵬でしょう。行司指し違いには驚きました。
 魁皇-豪栄道は二個目のトンネル通過中でした。朝青龍戦の後、電光掲示板が映ったときに「あ、魁皇負けてる」と気づきました。魁皇は、若い頃は強引な投げが多かったですが、体力が落ちてきてからは調子が良ければ豪快な小手投げも披露しますけれど、体を生かした両差しからの着実な寄り、突き押し勝負と見せて相手の腕を手繰り得意の左四つに持っていく流れなど、新しい境地も見せつつ熟練の技を見せるところが非常に魅力です。ここぞというときの集中力も健在で、カド番続きではあるけれど一度も大関から陥落していない安定した強さは誰にも真似できないと思う。
 白鵬-豊真将は、豊真将も頑張っているんだけどなー白鵬強いねー、みたいな。立会いは鋭く良い当たりでしたが、押されて引いたわけではないように見える横綱の引きになすすべも無く落とされてしまいました。豊真将も横綱・大関相手にはなかなか勝てません。崩せるようになれば彼も三役に手が届く。
 明日も楽しみです。

2009.05.12 Tuesday 23:01| comments (0) | trackbacks (0) |