これ困る

 先日、ずいぶん前に古本屋で買った本をめくっていたら、80年代と思しき雰囲気の男女の写真が出てきまして、うへえチェックしろよ! と思いました。捨てるのもなんだか気分が悪く、しょうがないから本に挟んだまま保管しています。
 一応、20年後くらいにこの写真の人物に写真を返す日が来るかも、なんて妄想もしてみました。それはたぶん、10年前に行ったベルギーで妹がキティちゃんのインスタントカメラを何故か紛失してしまい、まあ50年もしたら拾った親切なひとが大使館に届けて……とかあるかもしれないよという妹への慰めを、実は私も少しは期待しているからだと思います。

 こないだ高英男氏が亡くなってガックリしたばかりなのに、忌野清志郎氏が亡くなったことを今日知って、またガックリしました。まあ誰でも一度は死ぬんだけど。車のメーターが往復で2000キロを超えた墓参り(寄り道含む)なんて馬鹿馬鹿しいことをするくらいだから、それなりに死者は悼むけれど、やっぱり死ぬのが普通だと思うと生死なんかどうでも良い気もします。
 車と言えば、青森滞在中からテレビで何度も東名高速海老名サービスエリアの混雑ぶりを散々見せられていたので、どんなもんか冷やかしに行ってみようかと思いましたが、今日は雨なので止めました。
 でね、自動車産業が奮わなくて云々という話を聞くたびに、これだけ世間で値下げ競争がされまくっているというのに、たいした値引き合戦をしていなかったように見える(車に興味が無いから良く分からないが)大手の自動車会社が、儲からないと嘆くのはあんまり納得がいきません。車屋さんによると、いろんなオプションつけているからってことなんですけど、別にハンドルもホイールも実用に耐えりゃ良いんだからオプションなんぞいらねえのに。
 そこらのスーパーにたまに行くと、そりゃ卵を一個百円だと思っていた私の認識ですから怪しいかもしれませんけど、過去の記憶にある値段よりもはるかに安くなっていて、これまがいもんじゃないよね? と疑問に思うほどです。怪しいから私、むしろ高いの買っちゃうもん。安いからと言って安いのを買って帰ると、カニを頼んだのになんでカニカマ買ってくるの! みたいなことになる。さすがにカニとカニカマの区別はつくから大丈夫ですが。
 値下がりしてないように見える車が、値下げして数を出す方法も取らず、うわー儲からないと騒いでも、努力が見えてこないのであんまり同情できないのです。自家用ジェットなんて乗ってなくても。

 そうそう、新型インフルエンザは今のところ水際作戦がうまくいっているようですが、国内で確認されたら大学閉鎖するかも、という早稲田大あたりと違い、閉鎖します! と断言しちゃった青山学院大は、もし角館とか指宿とか、渋谷や相模原にはなかなか波及しない感じの地域で感染者が出たらどうするつもりなんだろうなあと、その対応がたいへん気になります。そんな不謹慎な気持ちで毎日インフルエンザのニュースを見守っております。
 とりあえず、成田空港で清掃業務に就いている従姉妹と、米兵御用達コンビニの店員である妹は、さりげなく最前線です。

2009.05.05 Tuesday 20:11| comments (2) | trackbacks (0) |