青森県立三沢航空科学館

 (1)名称 青森県立三沢航空科学館
 (2)所在地 青森県三沢市三沢北山158
 (3)設立主旨 青森県が航空史に果たしてきた役割を広く全国に情報発信し、「大空」と「飛翔」をテーマに、未来を担う子どもたちが楽しみながら、科学する心、感動する心、挑戦する心を育む施設として建設された。青森県では、未来を担う青少年が、自由な発想を大切に、科学的なものの見方や考え方を学び、科学的な素養を培うことの重要性に鑑み、青少年の「科学する心」の育成を県政の重要施策として位置づけ、全庁を挙げて様々な取り組みを進めている。(公式サイトより抜粋)
 (4)常設展示 二階建ての一階部分は吹き抜けになっており、おおまかに青森県に関わる飛行機やその歴史を紹介する航空ゾーンと参加体験型の科学展示のある科学ゾーンに分かれている。二階は狭く、自然界における飛翔や自然エネルギーについて学べる科学ゾーンの一部であるディスカバリーランドと、壁際のエアコリドーギャラリーで構成されている。これは、埼玉県にある鉄道博物館とほとんど同じ内部設計である。
 屋上は展望デッキとなっており双眼鏡も設置されているが、隣接する航空自衛隊三沢基地・米軍三沢基地を望む方角はスリガラスになっている。写真撮影も禁止のため、併設の三沢市大空ひろばに展示されている戦闘機やヘリを見下ろす形で景色を眺めることすら難しく、せっかくの展示の見る方向が限られてしまっている。景色も良い方角であるだけにもったいないが、仕方の無い措置だろう。
 渡り廊下で繋がれている別棟の一階はカフェとAVホール、二階は航空・科学に関するライブラリーとなっている。
 航空ゾーン・科学ゾーンとも、気になる展示を自由に見ることが出来るように見学順路などは決まっていない。しかし、そのため二階へ上がる階段やエレベーターの位置が分かりにくい。一度奥の航空ゾーンまで行ってしまうと、入り口奥の階段まで戻らなければ二階へ上がれないのは不親切である。また、展示されているミス・ビートル等に触れて良いのかどうかの注意書きが分かりにくい。
 二階のエアコリドーギャラリーでは、収集家の個人から寄贈された飛行機や戦闘機のプラモデルを展示している。箱も保管されておりボックスアートも楽しめる展示だが、機体について型式等の表示はあるもののそれ以上の解説は無く、その他の見学者を楽しませようという意気込みを感じる展示と比べ手抜き感がある。知っているひとしか楽しめない展示となっている。

参考URL:青森県立航空科学館---http://www.kokukagaku.jp/
三沢市大空ひろば---http://www.kokukagaku.jp/skypark.html

とりあえずここまで。2000字までが長い。

 三沢基地周辺は厚木基地周辺と同じようにうるさく、まあこんなものだろうと思ったのですけど、厚木基地周辺は住宅街だし交通量も多い道も通っているし鉄道もひっきりなしなので、飛行機そのものの音がそんなに目立たない気がします。三沢周辺は畑しかなくてだだっ広いので、飛行機が無ければひたすら静か。厚木基地周辺は飛行機が無くてもトラックや電車がガンガン騒音をたてている。こりゃ際立つうるささかなと思いました。

2009.05.04 Monday 19:18| comments (0) | trackbacks (1) |