春場所初日
本日の大相撲観戦記は簡潔に。回復をはかるためか何故か寝っぱなしだったので、気分は元気です。指は痛い。血は一応止まりましたがちょいと動かすとあらららら。これ病院行くべき? そんなたいした怪我では無いし、形が変わろうが痕が残ろうが不便にならなきゃどうでも良いのですが。
あ、今日は左手人差し指を使わずに両手打ちです。中指ってこんなに広い範囲をカバー出来るのか……
立浪親方(元旭豊)がわりと長々映されていてにんまりしました。カッコいい〜!
職場で「法務省」と耳にするたびに「豊真将」に聞こえて仕方が無い彼は、初日から懸賞金ですよ。あの端正な顔立ちが仕切りから取り組み終了まで無表情のままなのが毎度ながら笑っちゃいます。それが好きなんだけど。
安美錦は立会いは低かったけれど勢いが弱かったようで、一気に寄られましたが喉輪をかわしてうまく横から抱きつく感じで立て直し、寄り切ったのはさすがに上手いと思いました。
琴光喜は左上手の切り方が見事でした。
琴将菊は日馬富士との体格差を活かした、しかし彼にしては珍しいほどの強引ながぶり寄りで攻めきったのが迫力満点でした。インタビューは笑顔が最高。
魁皇はくるっとまわったのは昔ながらの身軽さを見せたけれども、相撲になってない、というかなり痛ましい状態でした。インタビューのときに見えた鶴竜の左の胸元の傷は以前からあるものなのか謎です。
千代大海の力強い寄りを見る限り今場所は期待できそう。出足が良く腰も低かったですから。
琴欧洲と稀勢の里はもう少し楽しませてもらえると思いましたが……かなり一方的な展開で、立会いの瞬間に勝敗がわかってしまったつまらなさ。稀勢の里は新関脇の緊張もあったかもしれませんが、気合十分だっただけに残念です。ここで勝った琴欧洲は勢いを手に入れたでしょうから、今場所は安定した取り組みを見せるように思います。
豪栄道! 完敗としか言えないですね。がつんと当たった立会いで、もしかしたら勝負になるかも、と思いましたが白鵬の左が速かった。本当に速かった。立会い当たってすぐにもう一歩、それで豪栄道が右を取りに行ったところを先に左をとって、さらにもう一歩。強い。
朝青龍も隙無し。旭天鵬のほうが5センチほど長身とはいえ、横綱がそんな頭から当たっていくのかよと思うほどの低い当たりで捕まえるとあっさり寄り切りました。相手の動きがどうとかではなくて、自分の相撲をとれば勝てる、先にまわしを取れば良い、みたいな感じが強気の朝青龍らしいと思いました。
弓取りの男女ノ里は可愛かった……
今場所の注目は把瑠都です。順調に出世街道を驀進していますが、わりと堅実で正統派の取り組みが多いので、体格にものを言わせているわけではないところが良いです。インタビューでの礼儀正しさからも伺えるちょっと控えめな感じが相撲に出てしまわなければ、今場所は上位を脅かす存在になると思います。
簡潔と言いながら長かった。中継を観ていたら、傷口がズキズキしてきました。血行が良くなるほど真剣に観ていたようです(笑)