雪らしいけど

 近頃また少し仕事が忙しいのでジムに行けてません。有酸素運動は青くもない月を眺めながら遠回りして帰る程度で、自室でちょこっとだけ筋トレしています。自重利用筋トレってほんと金のかからない趣味だよなーとつくづく思います。姿見は用意しましたけど。趣味ってほどのめりこんでないですけど。
 納期が無いので10日は出勤出来ないかと打診がありましたが、手勢16名のうち休日出勤に常に応じないのが3名、残り13名からママチャリグランプリに7名参加という事態を把握した部長は諦めと落胆を隠せていませんでした。雪が降ったら仕事の予定です。

 なんでまたいきなりしかもいまさら『ドグラ・マグラ』に手を出したのかを白状しますと、年末に読みました『マのつく鉄格子』で改めて説明された、箱の鍵となる一族の魂はぐるぐると使いまわされて受け継がれているという話、あの非常に閉鎖的で因縁めいた設定がですね、『ドグラ・マグラ』の繰り返し感を思い出させたので、つい、という次第であります。
 あーなんかこれ気持ち悪い、そう思ったら出てきたのは記憶の遺伝が云々の『ドグラ・マグラ』であり、読み直そうと思ったら大掃除で漁った本棚からは何故か下巻しか発掘できなかったため本屋で漫画版を見かけて目が離せなかったという経緯を経たのです。渋谷さんの記憶の混乱もね、ほら、とてもとてもそれっぽいでしょう。
 でも気持ち悪いの嫌いじゃありません。妄想は色々するんです。今朝もJRで見かけた若い女性が大きめのキャリーケースを持っていて、あの中に彼女を詰め込むとしたらどこをどんなふうに切って折り曲げたら良いかなーとひたすら考えてました。ちょっとうとうとしながら。匣アニメ観すぎ? いやいや私のパソコン壊れてますから観てませんよ。一話たりとも観てません。だいたいキャリーケースは匣って感じじゃないし。っていうか最終回で原作の木場の名台詞が削られたってほんとですか?
 ただどうして『ドグラ・マグラ』は気に入っているのに竹本健治は苦手なんだろう。そう思ったので、年明けからとりあえず『ウロボロスの偽書』を再読しています。で、やっぱ何故か苦手です。

2009.01.07 Wednesday 22:21| comments (0) | trackbacks (0) |