ブルーフィルム

　22日は全社的に休みのはずでしたが、製造部は出勤ということで行きました。元々休みだったので、ついうっかり電車は休日ダイヤのつもりで行動していたら、横浜駅がごった返していて驚きました。そうだ、平日なんだ。久々に朝の通勤ラッシュを味わいました。オフピーク通勤万歳。
　オフピーク通勤の素晴らしさを痛感するたびに、通勤電車が辛いと零す友人たちにオフピーク通勤を勧めるのですが、理解されません。毎朝5時に起きるのがそんなに嫌か。
　21日に、私の嫌いなカボチャを、何故食べに行く話になっていたのか、本日やっと気付きました。冬至だったからなのね。だからカボチャで、土地柄ほうとうだったのね。ああ、馬鹿な私。カボチャが嫌いなあまり、冬至の行事はゆず湯だけだと思い込んで、いや思い込もうとしていたようです。くそぅ、忘れていたのに。思い出させやがって。カボチャ……ハロウィンが終われば見なくて済むと思っていたのに……

　本日読み終わったウルリケ･シュヴァイケルト『ファンタージエン　夜の魂』をごくごく自然に「よるのかたまり」と読みました。ファンタージエンは何でもアリ、と思っているようで、最後まで全然読み間違いに気付きませんでした。あーあ。

　先日久しぶりに顔を合わせた経済学者は、入試の試験監督だったのだと、珍しくスーツを着てネクタイをしていました。今年の春先に私が贈った二本のうちの一本でした。彼は、驚いたことに、大学4年生の時に大学生協で買った二本で千円のネクタイを後生大事に、というかまるで無頓着に使い続けていたのです。講義の帰りだという彼と横浜で会ったとき、「そのよれよれのネクタイはなんとかしたほうが良いね」と言ったら「実は23の時に買ったやつなんだよねー」と話しだしたのでたまげました。もう30だろ！　「仮にも最高学府の教壇に、一本五百円のネクタイで立つな」と叱り、「二本で千円と一本五百円は違うんだよ」と経済学者らしい御託を並べる彼に横浜そごうで売り場のおばちゃんに見立ててもらって買い与えたのです。博士号のお祝いということにして。それをどうやらずいぶん気に入ってくれたようで、スーツの時は常にどちらかを使ってくれているようです。
　……いや、たぶん、私が買った二本以外持っていないんでしょう。冬なのにクールビズ用ネクタイしてるんだから。クリスマスプレゼントにジャック・ダニエルなどくれてやらず、もう一度ネクタイのほうが良かったのでしょうか。それとも私と違って他意のある誰かがネクタイを贈ってくれるのを見守ってあげるべきなのでしょうか。彼氏にネクタイですか？　あげるわけないじゃないですか。いくらなんでも31にもなって自分でネクタイ締められないような男に、そんな一本一万円近い(私にとっては)高級品のネクタイをプレゼントするわけないじゃないですか。せめて自分で締められるようになってからですよ。どうせ学会と葬式と結婚式にしか使わないんだし。
　彼氏といえば、せっかく彼氏が録画してくれたハコアニメをまったく観ていません。これは忙しいからではなく、パソコンから音が出なくなったためです。2年前に中身丸ごとお取替え(ろくまんえん……)したくせに、また2年で音がプッツリです。9月にリカバリしたときは大丈夫だったのに。その後基本的にミュートしている私は音声の不調に気付かず、さーてアニメ観るぞ！　となった時点でやっと発覚しました。
　困ったことに、彼の録画では何故かMacでは視聴出来ず、我が家に他のDVDの再生機はPS2すら無いのです。妹のパソコンがあるけど……最近私が自宅にいる時間は妹も在宅しているのでこっそり借りられません。もうどうしよ……

　初場所の番付表が発表になりました。初日はママチャリの翌日なので、中継を観るのも難しいかもしれない気がしてきました。