レーティングを考える
しつこいようだが、だんだん話が大きくなっているこの問題→http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20071030024.htmlについて。興味ある内容ならまだしも、逸脱した趣味の18禁なんて内容確認する職員も仕事とはいえ気の毒に思います。
やはりレーティングの基準を示して表記するべきではないかと思いました。たとえ全てが全年齢対称だとしても。参考はここ→http://home.jp.netscape.com/ja/communicator/netwatch/b_rsaci.htmlが無難だろうか。
私はその昔、何気なく開いた本にうおおおと思わされたことがあって、これはマセた本好きならばたいていのひとが経験あるのではないかと思います。私に言わせればおっさん×少女の王道は『剣客商売』ですよ。小学生の私にはとんでもなく刺激的だったぜ!
『剣客商売』は許されてマニアックでアブノーマルだとダメだというのは理不尽と言えば理不尽です。ポルノかポルノじゃないか、文学的価値とかありますが、性的接触を含む内容を含むかどうかで乱暴に括ると同じになるのですから。
『鬼平犯科帳』の「むかしの男」では平蔵の妻・久栄の過去が語られますが、相手の男がまあ野卑でして要らぬことを言うわけよ。これも小学生の私にはうひゃあな内容でして、まさにオトナの読み物だと思ってました。小学生が読んで良い池波正太郎は『食卓の情景』と『散歩のとき何か食べたくなって』くらいだと本気で思うもの。
話は逸れましたが、小学生あたりのウッカリを減らしたいと言うか避けさせてあげたいと思うわけです。ただ、本当に「全年齢対象」とする場合、男女の恋愛ですら「比喩を使ってわずかに暗示」となると、『しらゆきひめ』もアウトっぽいですよね?キスシーンありだもの。そこまで……という気もします。
難しい。
とりあえず、冬コミにどの程度影響を及ぼすのか動向を見守りたいところです。一番大きな集まりですから、ジャンルも多いですし、一つの指針になるのではないかと思われるからです。また、私の知る限りラジオで森永卓郎氏が何もコメントして無さそうなのが意外と言えば意外です。