宴の後

 夏休み明け給料日だーと同僚が喜んでました。きっと夏休みに散財したのでしょう。ひとのことは言えないが、後で困るようなお金の使い方をしたことがないので、大喜びする気持ちがいまいち分かりません。
 そのひとと、どんくらい収入が欲しいかという話をしていて、私としては、眼鏡とコンタクトは必須だけど、アクセサリーとかファッションには興味がほとんど無いから暑いのと寒いのと雨雪をなんとかできるだけの服と装備と歩きやすい靴と冠婚葬祭に困らない服と靴と鞄があればじゅうぶんで、グルメじゃないから毎日三食米飯と豆腐とワカメの味噌汁と縮緬雑魚とほうれん草のおひたしでいいし(たぶん三食も食べない)、あとは冬寒すぎず夏暑すぎない家に住めて、好きな本が読めて、三ヶ月に一度くらい映画を観て、三ヶ月に一度くらいオーケストラかギターかパイプオルガンを聴きに行って、三ヶ月に一度くらい美術館か博物館に行って、三ヶ月に一度くらい散髪して、年に一度くらい二泊か三泊の旅行が出来たら贅沢で幸せだなあ、それが実現できる程度の収入があれば満足だよと言ったら、案外欲が無いねと言われました。案外……?
 かなり贅沢だと思うのですが。

 昨日、もっとちゃんと書けば良かったと思ったので書きます。
 オリンピック報道の仕方として、マイナー競技にも目を向けていたのが、アテネよりはマシだった、私としてはそれが良いところだったと思うというのが昨日の話です。しかしじゃあ好きなマイナー競技(射撃とかヨットとか三段跳びとか)を楽しむんじゃなくてなんでDSばっかりになってしまったのかというと、オリンピック以外の報道が疎かになっていて嫌気が差したからです。欧米の放映時間に合わせたプログラムが組まれていたのは、もう事前に分かっていてとっくに落胆したことだから今はどうでもいい。
 甲子園が霞んじゃうくらいなら許容範囲ですが、敗戦記念日まで霞むとは思ってませんでした。その前の原爆の6日と9日の扱いが小さかったあたりで予想できたはずなんだけど、さすがにそれは無いと思っていてけっこうショックを受けました。ロシアのグルジア侵攻も、新聞にはまともに書いてなくて、私はこれで谷亮子さんの銅メダルは三面だろうと思ったのに彼女が一面だったので、あれーと思いました。
 ここまでオリンピック一色なら、政府も思い切った何かをやっちまっても気づくひとが少なくてうまいこと事が運んだかもしれないよ? と思いました。もちろん、読者あっての新聞や雑誌、視聴者あってのテレビなんですけど、オリンピックのほかにも大事はあるでしょうに。情報操作の一種に見えてきます。オリンピックそのものが商業化していてダメだとか言う新聞が、オリンピック以外の報道を疎かにしていたのは、同じ穴の狢というかそれが新聞社なりのユーモアだったんですかね。
 クレー射撃の4位はすごいんだよとか、モンゴル場所始まるねとか、スポーツ関連で思うところは色々ありますが、とりあえずオリンピックの閉幕=多少はまともな報道が戻ってくる、だと思って喜んでおります。

2008.08.25 Monday 22:24| comments (0) | trackbacks (0) |