ばったばった
バッタ嫌いの妹が、「あー私のバイクにバッタが何匹も乗っているー」と喚くので、バッタがバイクに乗るのは当たり前だよと言っておきました。じゃなきゃ仮面ライダーの立場が無い。
立場が無いといえば、何度も主張しますけど電車内での飲食はご遠慮くださいって、あれ、駅弁の立場が無いですよね。売っておいて食うなって酷いだろう、JRのやり方は。そりゃあ通勤ラッシュの東海道でいくらボックス席でものんびり弁当広げられたら気分悪いですが、同じ東海道でも休日の下りで熱海近くだったら旅って感じで素晴らしいと思うわけです。
電車内で食事するのなんてマナー違反だ、というひとのうち、駅弁を車内で食べたことないひとがどのくらいいるんだろう。旅先でも絶対駅弁なんて食べないもん! というひとももちろんいるでしょうけれど。私はわりと駅弁食べない派ですけど。
やっぱり悔しいので、来年の1月10日のスーパーママチャリグランプリ最終戦に申し込みました。真冬の富士スピードウェイって、まずたどり着くのが大変だよね……と思いながらも、今度は6段ギア付の新しいチャリを買って、真面目に練習して参加するつもりです。BBQの具だって凝るぜ。
あれは参加することに意味があるというか一日楽しめればそれで良いだけのイベントなのでしょうけれど、ちょっとムキになっております。ま、漫然とジム通いをするより目標とか目的とかあったほうがトレーニングにも熱が入るし効果も出やすいので、本番まで楽しんで鍛えようと思います。ただ、開幕戦のためにジムでバイク乗りまくっていたら太腿の前側が張ってきてビックリしたので、今回はそれを避けるべく、ランニングと水泳による体力増強をメインとしたいと思います。バイクは12月からだな。こういうトレーニングの計画を立てるのも楽しい。
で、相撲なんですけど、今日はちょっと何故白鵬が今回強かったのか、という話を。
当たり前ですが彼は稽古量が豊富です。見たこと無いけど、報道によると休んでいる日はほとんどありません。部屋で誰よりも早く稽古に姿を現すとか、番数も多いとか、いい話ばっかり聞きます。ほんとかどうか分かりませんけどね。初代若乃花が汗が結晶化して土俵上で光るまで稽古してたという話がありますけど、印象としてそれに近い感じです。土俵の鬼と同じ稽古量って、貴乃花も言われてましたけど、やっぱり稽古するひとは強いですよ。『スラムダンク』で牧紳一がディフェンスに関して「経験だ」って言い切っていたように、とっさのときの動きは経験がなければ出来ないものです。だから全然慌てない。
精神面としては、早々に朝青龍が姿を消したことでしょう。どうしてもこいつは危ない、という相手は、白鵬には朝青龍しかいません。苦手という苦手があんまりいないのです。あえて言えば若の里と安馬ですね。でもそんなに負け越してないです。半々くらい。琴欧洲は安美錦が苦手だし、魁皇は琴光喜が苦手だし、朝青龍も琴光喜が苦手です。これという苦手が無ければ取りこぼしが無く、一度負けると気持ちが切れる場合がありますが、白鵬にはその心配が無いのです。それと琴欧洲や魁皇、琴奨菊あたりに早々に土がつき、三役のみなさんが星の潰しあいをしたため独走態勢を作れたのが大きかったでしょう。綱とりを諦めた琴欧洲の気合の抜けっぷり、勝ち越しだけが目標になっている千代大海、全然怖くなかったと思われます。
体は動くしライバルはいないし他の連中は勝手に負けていくし、そりゃあ余裕を持った取り組みができるでしょうよ! というわけで、白鵬自身の強さはもちろんですが、他の弱さのおかげで彼の強さが際立った、というのが今場所の白鵬の圧倒的強さの背景だと思います。まわりがこのままだと、不知火型は短命、というジンクスをあっさり無かったことにしていくのではないでしょうか。
っていうか稀勢の里ですよ。なんだもう。期待してたのに。え? 6勝もしてた? って感じ。琴欧洲も苦手力士に毎回同じ負け方しててどうすんの。そんでちょっと負けたからってその後やる気出さないのはどういうことよ。琴奨菊はあれ、焦りすぎなんじゃないかな。落ち着きが足りない気がします。琴光喜ってほんと存在感のない大関。そういえば大関だった、という感じから抜け出して欲しいものです。渋谷さんはやっとこさ勝ち越しました。あの調子だと来場所は負け越してまた三段目でしょう。
来場所の期待は安馬、若の里、栃乃洋、雅山、豊真将あたりです。豪栄道にも頑張ってもらいたいけどどうだろう。