「ゲド戦記」観た

 どの程度のダメさなのだろうと思って観たら、なるほどのダメさだったけど、予想よりはダメじゃなかったので楽しめました。これ、同じタイトルの、ちょっとだけ設定借りた全然別の話で、だから登場人物の名前は同じだけど位置づけは違って、しかも三部作の真ん中だけ観ちゃった、という気持ちで観れば、それなりに面白いですよ。その三部作の、他のふたつを観ようとは思わないけど。この一作も、お金を払ってまで観たいとは思えないけど。
 だんだんテナーが情熱系刑事の別れた奥さんに見えてくるとか、ウサギは可愛いなぁ忠吾って呼んで良い? とか、確かに裏口にまわるのは大変だーとか、鞘を捨てたな小次郎! とか、一番良いのは谷山浩子だねとか、感想はそんなところです。

 『トッキュー!』が来週最終回だということにもビビリましたが、『魍魎の匣』のアニメ化にものけぞりました。最終回は、そろそろくると思ったよーというところで、どうまとめるのか楽しみですが、匣は……ゲドとどっちがマシかと真剣に考えてしまうよ。いや、良いと思うひともそりゃあいるのでしょうが、私としてはアウトでした。
 とりあえずキャラデザインを見たのですが、全員、オッサンとしては不合格です。30半ばなんだよ! おっさんなんだよ! そして関口は猿なんだ! あれのどこが猿なんだろう。前髪を下ろした菊池雅行のようではないか。生々しさがあまり感じられず、おっさんのくせに、という少年っぽさ。いや、見た感じはおっさんなんだけど、アニメだから当然とはいえアニメ顔なのでおっさんくさくないのです。『攻殻機動隊』や『パトレイバー』のおっさんたちのおっさんっぷりを見習って欲しいものです。嘆かわしい。
 あと、柚木加菜子はまるで魔法少女です。ファンタジーな小娘になっております。コレは確かにニキビなんてなさそうですがね。そういう問題ではありません。戦後すぐの女学生がミンキーモモみたいでどうする、という話ですよ。いや、ミンキーモモは好きなんだけど。
 というわけで匣はちょっと。『トッキュー!』は石井が非常に楽しみです。

2008.07.12 Saturday 22:40| comments (0) | trackbacks (0) |