散髪は疑問だらけだ

 眼鏡を外させておいて「ご案内しまーす」って、そんなにスタスタ歩けるわけねーじゃん。
 髪を洗っているときの「大丈夫ですかー?」って何に対して訊かれているのか分からない。答えようが無いので困っていると、向こうも困ってしまうようです。
 洗髪の間に、ヒマだったから足を上げる腹筋をやってみたら驚かれました。ただ寝っ転がっているより有意義だろうと思ったのですが、「リラックスしていただく空間ですから」と言われちゃいました。ダメなの?
 あとね、雑誌。眼鏡無しで歩くのも大変なのに、どうして雑誌を手渡してくるんだろう。目の前10センチくらいのところに本を持ってきて読んでいたら、大変なのはそっちだろうに。しかもファッション誌ばっかりなのは何故だろう。男性客も多いのだから「日経ビジネス」くらい置いとけば良いのに。
 出された紅茶が美味しくなかったから指摘したら若い従業員がうろたえてしまいました。前回も指摘したのに変わってないですねと言っただけなのに。サービスに文句つけるなってことなのでしょうか。疑問です。
 それと値段も不思議。価格表を見る限り、6000円くらいだと思うの。常にカットだけですが、昨年末は気分転換で20年ぶりくらいにパーマをかけたけどそれは例外で、店長を指名しているので高いはずなのです。それがいつも4000円くらいで、それも4200円のときと4000円ポッキリのときとあるのよね。たまに高くて4500円くらいなの。明細をくれないから内訳が分からず、突っ込めないでいます。
 荷物を預けるだけなのに三人で囲むことはないだろうとか、全員かかとを鳴らして歩くのは何故だろうとか、疑問は尽きないのですが、私は美容院を変える気はありません。店長が私にとって実に素晴らしい美容師だからです。「邪魔にならなければそれでいいです」って私、それしか言わないんだけど、彼は適当にやってくれて三ヶ月くらいは保つからもう他のひとには任せられません。だから値段は言い値で良いことにしているのですが。
 最初は、「手入れをしなくても平気な髪型にしてください」と頼んでいまして、二年くらいで私の言う「手入れをしない」が「面倒だから通常はシャンプーだけ。スタイリング剤は使わない。ドライヤーも使わない。髪を梳かさないで出かける日もある。鏡で髪型を確認することはまずない」という意味だと彼が実感してくれたので、そこからは非常に楽をしています。夏は「暑いから少し軽くしようか」とか勝手に決めて勝手にやってくれるんですよ。私に訊いても「どうでもいいです」しか答えないのを知っているから、特に返事も求めないし。
 次は9月かなーと思ったら改装するから9月は休みらしいです。8月においでと言われたけど、10月だな。
 ま、とにかくこれで、今週末のママチャリグランプリは髪を気にせず走れますよ。天気が微妙ですけど。それにしてもどうして雨だと「天気が悪い」と言うのかな。私もついつい言うのですが、天気に善悪なんて無いじゃんね。「洗濯をするのに不向きだ」とか「泣いているのを誤魔化すのに適している」とかなら納得なのだが。

 そういえば、金曜に食事をした美味い魚を食わす店で不思議な現象がありました。トイレが左側は男女兼用、右側が女性専用で、左側は使用中だったので右側に入ったのですが、便座が上がっていたのです。掃除してすぐだった、のではないのはトイレットペーパーを見れば分かったので違います。

 朝日新聞は相変わらずですね。あのスタンスは嫌いじゃないが、好きにもなれない。一言で言うなら、私にとって大手のなかでは一番信用できない新聞です。死神ねー懐かしのキルバーンを思い出してしまいました。そりゃ佐藤恵元氏のように、職務をまっとうしないで自分の信念に従うひともいますけれど、だったら法務大臣を引き受けなければ良いと思うのです。それで私は「法はちゃちな感情を超越した厳しいものだよ」と言った(1962年・サンデー毎日)小島徹三氏を支持します。悪法も法なりとはまた違いますが、法がある以上、その中でどうするか考えていくべきだと思います。違憲審査があるんだし。

2008.06.23 Monday 20:53| comments (0) | trackbacks (0) |