ほたる

 逗子でホタルを見てきました。去年お世話になった博物館の、自然観察会にボランティアとして参加してきたのです。まだ少し早いかなと思ったのですが、昨日も今日も暖かかった(30度を暖かいと表現するかどうかは個人の感覚だ)から期待しつつ、風が強かったからダメかなと思いつつ。
 結果としては、多いというほどでは無いけれどゲンジボタルはちゃんと飛んでいて、なかなか幻想的でした。関東ですから、光る長さは約4秒間です。今夜は微妙に3秒ちょっと、という感じでした。ちなみに富士川より西は2秒です。ヘイケボタルはさすがに時期が早すぎて、ほんの数匹がチカチカしているだけでした。あと10日もしたらもっと目立つようになるでしょう。そして二週間後にはゲンジが終わりに近づいていく。ヘイケは8月くらいまで。
 ホタルは飛んで光る気がしますが、成虫が光るホタルは少なく、幼虫が光るものが約半数です。成虫は捕食をせずに水だけで、生殖だけが目的でその後はすぐ死んでしまいます。セミもそうですが、そういう必死な感じが、美しく見えるのかもしれません。
 2008.06.08追記。上記の書き方だと誤解を招きそうなので、追記します。ホタルは幼虫はすべて光ります。成虫になると光らなくなるのが約半数、つまり昼行性、残りが夜行性で成虫も光る種類です。

 昼間は、彼氏が不要だという本を貰いにほとんど埼玉だろ、と思える東京へドライブしました。彼の親の車で、彼が運転して。当然ですが私は遠慮なく寝たので、起きていると酔うからね、時々目を覚ましては、ああとかううとかうなっていました。あまりの暑さに。エアコンも入れていたのですが、直射日光が厳しくて長袖で帽子をかぶっていても、運動もしていないのに珍しく汗をかいてしまいました。
 それで、寝ぼけている私を起こして本を運ぶのが面倒に思った彼は、寮の近くの駐車場に私ごと車を置き、部屋に戻って荷物をまとめて車へ運ぼうと、窓も開けずに去っていきました。おかげでパチンコ屋の駐車場で死ぬ幼児の気持ちを少し味わいました。私は幼児では無いので、ドアを少し開けるという対処が出来ましたが、子どもはたとえキーを持たされても、窓を開けるとかエアコン入れちゃうとか出来ないでしょうから、死ぬしかないよなあと思いました。
 直射日光が当たらず、多少風が通る場所に腕時計を置いて測定した車内の気温は、34.6度でした。ほんの15分でこの気温。ちなみに車外は29.2度。いやほんと、子どもは死ぬしかないです。

2008.06.07 Saturday 23:07| comments (0) | trackbacks (0) |