その指先に
食前の薬を飲もうと思って浄水器から湯飲みに水を汲んで、薬を飲んで、食事中に野菜ジュースを飲もうと思ってその湯飲みの水を捨てて、野菜ジュースを飲んで、食後に牛乳を飲みたくなって同じ湯飲みを水で濯いで牛乳を飲んで、新聞を読みながらお茶を飲もうと思ってまた湯飲みを濯いでお茶を淹れてお茶を飲んで、貧困と食糧難でどうのこうのという記事を見て、私はとても贅沢だと思いました。
昨日モーニングについて書き損ねたことを。モーニング購入は2007年34号、創刊25周年記念以来だったのですが、そのときはお値段が300円でした。今回は310円でした。いつの間に!? 記念号が特別価格で高いのなら納得だが……値上がっているなんて予想外で、並べて本棚へ入れるまで気づきませんでした。余談ですが前回買ったときも表紙は『バガボンド』でした。
そういえば土曜のウォーキング大会で最後に寄った本屋で私が買いそうになって、でも堪えた本が『世界の艦船』7月号「特集・海上保安庁」でした。巡視船は非常に機能的で美しく、護衛艦と違って白いので見栄えが良いです。船はおいといても、設立60周年を迎えた海保について興味深い記事が多かったので、買っちゃいそうな気がします。
前回の特集は「海上自衛隊はどうあるべきか」で、「あたご」事故に関しても触れられていたのでじっくり立ち読みしました。やはりこちらも買おうかな。どうしようかな。そんなこと言ったら1月号の表紙は事故る前の「あたご」で特集はズバリ「海上自衛隊」、そして「艦艇基地と航空基地」という記事があって両方抱える神奈川県民としては読んどくべきかと立ち読みしたところ、力説っぷりになんだかなあと思ったものですが、こっちも欲しくなってしまう。ああいう記事はね、基地周辺住民は読んで損は無いと思うの。
ちなみに4月に出た別冊は「軍艦の構造美を探る5 潜水艦」でして、『沈黙の艦隊』を愛し『レッド・オクトーバーを追え』で手に汗を握り、でも『海底二万マイル』は実はそんなに好きではなく『終戦のローレライ』は女はどうよと呆れつつも「しつこいアメリカ人」がお気に入り、鉄のくじら館へ行きたくて堪らない私としてはもう買うしかないという気にもなる本です。目次を見る限りちょっと古い型ばかりなのが残念というかいやでも新しいのはこれからも見られるけど古いのはなかなかないよね、と写真集として買おうかと思いましたが、これを買うと本当にマニアだろうと思ったのでこれまた踏みとどまったのです。トム・クランシーの『原潜解剖』は買っちゃったけど。だってBOOKOFFで100円だったんだもん。いやほら日本に重要なのはやっぱりシーレーンだと思うわけですよ。だから潜水艦。ね? って説得力無いな。
こういうのは、国家としてある程度の武装は身だしなみのひとつでは無いだろうかという持論とは、まったく別の次元にあるミーハー根性です。厚木飛行場の艦載機は昨日もそれなりにうるさくて嫌になりましたが、シーホークの写真を見るのはそれはそれで面白いわけです。実物を目にするとムカつくんですけど。
勝手だねー。
ただやっぱり飛行機より船が好きですね。比べ物にならないくらい好きです。船の次は電車だな。父が若い頃造船をやっていて、仕事の話を聞いて子ども心に「わーお父さんすごーい」みたいな、船は大きいですから、ああいう大きいのを作る仕事ってすごいなあと、そういう無邪気な憧れが、親父に絶対言いたくないですけど、ありますね、確実に。だから船が好き。
それで漁船とか軍艦とかは、客船あたりと違ってシンプルで機能的で潔い、どこかきっぱりした雰囲気があって、私はそういうところが好きです。それと機能美ですね。大和なんかはぼてっとしていて微妙なんですが、駆逐艦はスピード重視ですからすっきりしています。ああいうのは清々しい感じで好きです。
などなど、船についてうっとりと考えていたら、鮮烈の海坊主こと「うみのおともだち号」艦長のサイズモアはもしかして平民なのではないかと思い至りました。一度も「卿」とは呼ばれていない。ような気がする。私の記憶では。最初に紹介されたときもヴォルフラムは彼は艦長のサイズモアだ。
『天マ』p.12と言っただけです。彼はそれなりに認めている相手はちゃんと敬称をつけて呼ぶし、渋谷に対して説明が必要な場合は嫌いな相手でもきちんと教えているから、発言は信用できると思うのです。
「赤い海星」の艦長はドゥーガルド卿ヒックス二世ですからドゥーガルド兄弟は貴族ですけど。
とすると、貴族の子弟ではないのに眞魔国中にその名を轟かせているのですねサイズモア艦長は。もしかしてもしかすると。
魔族は実力社会なのでしょうか。貴族がいろいろ牛耳ってそうだなあと思っていましたが、実は案外実力主義なのかもしれません。サイズモアは魔力もほとんど無いようですし、勝手な妄想なのですがやはり魔力が無い魔族というのは肩身が狭いのではないかと、その中でしかも平民で、本人曰く海の勇者、海戦の闘将、海坊主恐るべしとまで言われたこの私
『天マ』p.206という地位を得ているというのはとてつもないことだなあと思いました。
ここまで賞賛してどこかに貴族だという描写があったら大笑いだな。
Wooo携帯は本日その威力を遺憾なく発揮しました。お昼にやってたワイドショーに琴欧洲と佐渡ヶ嶽親方がナマ出演しておりまして、それを昼休みに携帯で視聴した挙句録画に成功いたしました!
素晴らしい。画面が小さいのが少々不満ですが、職場では見られるはずの無いテレビを心置きなく視聴できて、午後はずっと笑顔でした。15時の休み時間にも再生してにやけまくっていました。そりゃあもう、周囲にキモチ悪いと言われるぐらいに。
買って良かったWooo携帯……昨夜充電しておいて本当に良かった。